TOKYO エアポート [航空関係]
新しく始まったフジ・テレビのドラマ。管制官を主人公とした 「TOKYO エアポート」
ハッピー・フライトからのパクリらしきものもあったのですが、そこそこに面白かった。ただし、突っ込みどころも幾つか。まず、
管制官は航空交通の状況のみを考慮してクリアランスを発出する。
と言うことなので、ドラマの中であったように、地上風の状況が悪いからと言って、管制官がゴー・アラウンドの指示を出すことはあり得ません。
ただし、使用滑走路が変更となった場合には、進入中の飛行機をゴー・アラウンドさせて、別の滑走路へ誘導することはあるでしょうが。この場合でも、着陸直前の飛行機をゴー・アラウンドさせる事はしないでしょう。
大きな天候の変化があった時など、情報は頻繁に送られてきますが、着陸するかどうかの判断を行うのはパイロットなのです。そして、もう一つ重要な突っ込みどころが、
女性管制官があんな派手なイアリングを業務中にするだろうか?
との疑問なのですが、どうなんでしょう?
いずれにしろ、物語を面白くするためには、「そんな事あり得ない」 との突っ込みは承知の上?でのドラマ作りが必要となる。悩ましいところでしょう。
今後の航空に関するドラマのリアルさのためにも、細かい突っ込みを入れておりますと。
離陸許可は、風向風速-使用滑走路-離陸許可(Cleared for Take-off)の順で発出し、
着陸許可は、使用滑走路-着陸許可(Cleared to Land)-風向風速の順で発出されるのですが、この辺りはしっかりと再現されていました。
以前、何処かの航空会社のシミュレータ訓練でのいい加減さに比べれば遙かにマシでした。
ただし、離陸許可を出す時、“ Cleared to Take-off ” と言っていたのは頂けなかった。しっかりした監修者はいないのかね?
地面に着陸する訳ですから、“ Cleared to Land ” でいいのでしょうが、“ Cleared to Air ” ならともかく、“ Cleared to Take-off ” ではおかしいでしょう。
ハッピー・フライトからのパクリらしきものもあったのですが、そこそこに面白かった。ただし、突っ込みどころも幾つか。まず、
管制官は航空交通の状況のみを考慮してクリアランスを発出する。
と言うことなので、ドラマの中であったように、地上風の状況が悪いからと言って、管制官がゴー・アラウンドの指示を出すことはあり得ません。
ただし、使用滑走路が変更となった場合には、進入中の飛行機をゴー・アラウンドさせて、別の滑走路へ誘導することはあるでしょうが。この場合でも、着陸直前の飛行機をゴー・アラウンドさせる事はしないでしょう。
大きな天候の変化があった時など、情報は頻繁に送られてきますが、着陸するかどうかの判断を行うのはパイロットなのです。そして、もう一つ重要な突っ込みどころが、
女性管制官があんな派手なイアリングを業務中にするだろうか?
との疑問なのですが、どうなんでしょう?
いずれにしろ、物語を面白くするためには、「そんな事あり得ない」 との突っ込みは承知の上?でのドラマ作りが必要となる。悩ましいところでしょう。
今後の航空に関するドラマのリアルさのためにも、細かい突っ込みを入れておりますと。
離陸許可は、風向風速-使用滑走路-離陸許可(Cleared for Take-off)の順で発出し、
着陸許可は、使用滑走路-着陸許可(Cleared to Land)-風向風速の順で発出されるのですが、この辺りはしっかりと再現されていました。
以前、何処かの航空会社のシミュレータ訓練でのいい加減さに比べれば遙かにマシでした。
ただし、離陸許可を出す時、“ Cleared to Take-off ” と言っていたのは頂けなかった。しっかりした監修者はいないのかね?
地面に着陸する訳ですから、“ Cleared to Land ” でいいのでしょうが、“ Cleared to Air ” ならともかく、“ Cleared to Take-off ” ではおかしいでしょう。
昨晩はドラマを楽しみにしていたので9時前に帰宅。
やはり風の状況による着陸中止の指示はありえませんか!
34Lへランウェイチェンジして無風で着陸。直後の管制通信で風速22ノットと言っていたような…。
パイロットが管制官にクレームを言っていいんだっけ?
なんて矛盾を考えながら見ていたら、つまらなくなってしまいました。
でも使われる用語は、実際の用語を使っているみたいですね。
CSドラマのTokyoコントロールよりも発音が良くなっているし。
次週は素直な気持で見てみますか!
by トメ (2012-10-15 11:49)
最近は「ガッツと根性」の事を「パッション」と言うんですね。
ドラマのセリフを聞いて、ビックリしました。
ドラマのテーマが専門職で、伏線に仕事への情熱を織り込む・・・
この質的変化にもビックリしてしまいました。
ドラマを面白くするために、多少あり得ないことを織り込む・・・
暖かい気持ちで見ましょう(笑)
でも、専門職から見た矛盾のウンチクも聞きたい・・・(汗)
by 皮算用 (2012-10-15 12:07)
航空管制官の方々は、どうご覧になったのですかね?
誤解を恐れずに言いますと…。
GoodLuckを視た友人の発した言葉…。
・あんな美人整備士さんは居ない(当時のお話)
・キムタクみたいなCOPさんが居たら、私は未だ独身じゃない!竹中直人さんみたいな方は多いけど…。
瀬戸朝香や深田恭子、また時任三郎や要潤のような管制官は居ない…
そんな話になりそうですね(笑)
でもGoodluckを放送して、就職志望者が増えた様なので、航空管制官を目指す人が増えると良いですね。
by アドマンSFC (2012-10-15 15:19)
管制通信。生声(と言うのかな?)ではなく、無線を通じた声にすれば
もう少しリアルに聞こえると思うのですが。
プレストーク・ボタンを離した時に聞こえる “ ジ-ッ ” と言う音も入れると
よりいっそうリアルになるでしょう。
スピルバーグの 『未知との遭遇』 では、そこまでやってました。
この手のドラマ。上司の命令を聞かないパッションな主人公にするのが
定番になっているようですね。
愚痴にならない程度に、ウンチクを並べたいと思っています。
映画やドラマ。ホント、美人とイケメンばかりですね。
それに若造が家賃の高そうな部屋に住んでいる。まっ、6畳一間では
サマにならないでしょうが。
優秀な人材が管制官を目指してくれればよいのですが。
by FD (2012-10-15 22:34)
バードストライク
思わず ハッピーフライトと私も思ってしまいました
鳥を追い払う人(すみません専門用語しらないので)もハッピーフライトとうだったし。
by 787 (2012-10-16 00:38)
プロデューサーが、同じ 関口大輔氏のようですネ。
ハッピーフライトの監督、矢口史靖氏の宣伝記事を読んだとき、氏は長い時間をかけた密着取材などした上で、「饒舌になりすぎないよう」 心がけたとのことでした。
(例えば時任キャプテンが席を離れる際に田辺コーパイがあわてて酸素マスクを装着するシーンなど、一切説明なにしてみた、など。)
実際のプロフェッショナル達への、レスペクトが感じられ、また、私のような単なるマニアまで、くすぐってくれます。 後は、そんな苦労を知らない その他の ”局” の人を、如何に掻い潜れるかなのでしょうですかね :-)
by Masa (2012-10-16 01:03)
バードストライクの事を考えますと、双発機は恐いと思います。
やはり-400はいい飛行機でした。
設計上の無駄(いい意味での)が多くて、構造的にも性能的にも
余裕がありました。
最新鋭機は設計コンピュータの性能向上により、無駄(余裕)が無いんですよね。
あんまり説明しすぎるのも考えものですね。
何をやっているのか良く分からないけど、規定に従って確実にやっている
事は分かる。でいいと思います。
意味が分かるマニアには堪えられないシーンでしょうし。
by FD (2012-10-16 15:46)
主人公が美人であってこそ、ドラマですよね。
主人公が難題に見舞われた際、
美人だと :主人公に感情移入し、場合によっては同情する
不美人だと:主人公の自業自得と切り捨てる
ドラマなんだから、このぐらい利己的に楽しみましょう(笑)
by 皮算用 (2012-10-16 19:44)
主人公が美人かどうかの話。
ドラマよりも小説の方が感情移入できますよね。
映画やテレビ・ドラマでは、どんな美人女優が出ていたとしても、おのずと
限界がありますが、小説では想像の世界。
読者自身の理想の女性像を創り上げることが出来ます。
by FD (2012-10-16 20:41)
このドラマ夫婦でみていましたら、女房が「このピアス、元町の△タージュエリーの0000、このバッグ、000の****」といいました。テロップでよく見ましたら、衣装協力でそのブランドがでてました。女房は普段、アクセサリーなど全くしない人なのでよけいに恐ろしくなりました。
放映時に主人公がつけていたピアスは既に売り切れのようです。
管制官の「ハブア ナイス フライト」というセリフは聞いたことがありません。
「グッデイ」はよくありますが、忙しい時間帯はPTTボタンを一瞬1回おしてジッ!と聞かせて交信終了。はよくありますね。
また外人機長の「コンニチワ~」にたいして、管制官の「こんにちわ」は時々あります。
バードストライク等による急なランウエイクローズに関してTWRからのファイナル機へのGA発令はたまーにあるようです。
番組作成スタッフは「既出の映画」、「CSドラマ」での同じメンバーもいるようですが、よく作りこまれた作品だと思います。
by カイホ (2012-10-16 22:29)
美人の話、私は先日、逆の罠にはまってしまいました。
遅ればせながら、伊豆の踊子を読んだのですが、山口百恵と三浦友和の顔が
浮かんで、頭から離れませんでした(汗)
良質なアニメ映画も俳優のイロに染まらないデス。
沖縄の土産店で、白人とちょっぴり接触した時の出来事。
・ 白人「ドモ、スミマセン」
・ 私「you are welcome」
そばにいたヒト、よく笑わなかったモノです(汗)
by 皮算用 (2012-10-17 20:27)
"cleared to"というのは「〜することを許可する」という意味なので"cleared to take off"でも文法的にはおかしくはありませんよ。
"cleared to land"と"cleared for take off"の聞き間違いをなくすためにあえて違う前置詞を使っているものだと解釈しています。
もちろん管制用語的には間違いですが。
by 名無しさん (2012-10-18 11:30)
パソコンの電源がついに入らなくなりましたので、女房のノート・パソコンで書き込んでいるのですが、デスク・トップのキーボードに慣れていましたので、扱いにくい。
それに、このノート・パソコンはワードですし。
女性はイアリングとかバッグの銘柄に詳しいですよね。
「グッデイ」とかは、私は言わないようにしてました。管制通信が煩雑になりますので。ただし、管制官から言われたときには、もちろん返していましたが。
ランウェイ・クローズになってしまったなら、ゴー・アラウンドもやむなしですね。
「山口百恵と三浦友和の顔が浮かんで、頭から離れなかった」
そうですか。百恵ちゃんが美人とはいえ、頭の中で理想のヒロインを作り上げるのには、障害となったことでしょう。
by FD (2012-10-18 17:28)
以前滑走路で仕事をした時のこと。
管制塔は、いつ声をかけてもリアクションして下さるんですよね。
「考え事をしてボーッとすることなど、あり得ないのだろうな・・・」
と驚きました。気が休まらない仕事なのでしょうね。
となると「グッデイ」等は、通信の混雑具合、発信者、受信者の心のゆとりが
ないとできなさそうですね。
丁度数日後、BSで伊豆の踊り子をオンエアしてました。
山口百恵はイメージ通りでしたが、三浦友和は若くてビックリ。
ヒトの記憶なんて、勝手なモノだな・・・と感じました(笑)
by 皮算用 (2012-10-24 12:40)
雷雲が発生して、パイロットからの迂回要求があったり、ダイバート機が押し寄せてきた時などは大変でしょう。
今夜(28日)は 「管制官vsパイロット」
操縦に関わる場面が多そうなので、見逃せません。
by FD (2012-10-28 12:52)
私も楽しみです。
・ ウンチク編
・ 機長の立場から
・ 新米パイロットの立場から
等、多くの情報提供を期待しています。
まだ、ON-AIR前でテレビを見ていませんが(汗)
by 皮算用 (2012-10-28 18:01)
そちらでは、まだ放映されてないと言う事でしょうか?
by FD (2012-10-30 12:34)
いえいえ、28日(日)の21時オンエアです。
多分、関東と同時刻だと思いますが。
でも、時間的に合わなくて、まだ見ていないんです。録画はしたのですが。
「管制官vsパイロット」を見るのは、週末になりそうです(涙)
by 皮算用 (2012-10-30 19:58)
成る程、お忙しいようですね。
by FD (2012-10-31 16:40)
そうですよね。
私も管制官とパイロットが交信する時、ノイズがなさ過ぎると思いました。
私は毎日、航空無線を聴いていますが、スケルチを効かしてもある程度の
ノイズは入ります。勿論、安い受信機とアンテナ設備なのでノイズは多い
ですが、ドラマのATCは音が綺麗過ぎます。
まるで、放送局のスタジオの音声のようです。
パイロットの会話には少しノイズを入れた方がリアルになると思います。
by ヒデガラ (2012-11-06 11:28)
確かにノイズが入ってますと、臨場感が増しますね。
私が書いていたのは、送信が終わってマイクのスイッチを離した時の 「ジッ」
というノイズのことだったのですが、ちゃんと再現されてました。
by FD (2012-11-06 16:23)