電力供給が逼迫

後先も考えずに脱原発に突っ走った結果、供給が需要に追いつかない電力ひっ迫状態に。
３月２２日 (火曜日) のような悪天候では太陽光発電など何の役にも立たなかったうえに、夜間の余剰電力で水を汲み上げておく揚水発電の電力としても使えない。そして予想もしていなかった環境破壊までも引き起こしている。
更に、風力発電では風車に対するバード・ストライクが多数報告されており、北海道を例に取ると、絶滅危惧Ⅱ類に位置づけられているオジロワシも多数が命を落としているとのこと。
また、米国においては年間約14万～50万羽の鳥が風力発電機に関連する事故で犠牲になっていると報告されている。
持続可能な？自然エネルギーはお日様任せ風任せで当てにならないのだ。
更には、今後ＬＮＧなどの争奪合戦が始まり、電気料金の高騰など我々の生活に直結する恐れがあり、安価で安定した電力供給が求められている。
そうなれば原発なくしては電力の安定供給もカーボン・ニュートラルも夢物語になってしまうと考えるのだが、幸いなことに、より安全性の高い「高速ガス炉(HTTR)」が実用化されつつあることを考えれば、地球温暖化防止の切り札は、原発一択でしょう。ガス炉と言っても立派な原子炉なのです。

ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説が無事に終わりましたが、演説の実施に猛反対していたのがジャーナリストの鳥越俊太郎。
「紛争の一方の当事者の言い分を、国権の最高機関たる国会を使っていいのか？」との理由らしいが、ロシアとウクライナが同等の当事者と言えるのか？一方的に侵略してきたロシアに対して国の存亡を掛けて戦っているのがウクライナの実情だろうが。
道を歩いていたら突然襲いかかってきた暴漢。襲った方と襲われた方が同等の当事者とは誰も
考えないよ。
この御仁。以前のテレビ番組では、北朝鮮にいるよど号ハイジャック事件の犯人と電話で話す
中で、あわよくば訪朝して単独インタビューをモノにしようとでも考えたのか、犯人に媚びを
売って「小西さんがハイジャック された 時」 などと言ってましたが、殺人事件の犯人に「あなたが人殺しを された 時」などとは間違っても言わないでしょ。忘れられないように
しゃしゃり出てきたのだろうが、そのまま引っ込んで居なさい
もう1人は立憲民主党の泉代表。あらゆる場面でブレまくっているが、今回の演説に関しても「岸田首相との首脳会談と共同声明を演説の『絶対条件』」とツイートして批判され「実施が 前提だ。立憲が反対している事実もない」と釈明したとのこと。やはりブレまくっている。
こんな体たらくでは「泉代表では夏の参議院選は戦えない」として党内での内紛が予想される。
では、新代表にふさわしいのは・・・蓮舫 or 辻元？どちらかが代表になって、国会審議の場でヒステリックに叫び続ければ、支持率が下降線を辿ることは疑いなし。


そのロシア。大統領の演説への不満や、日本からの制裁に対抗するかのように、平和条約や共同経済活動をめぐる交渉などをやめると宣言した。
ロシアは日本からの経済協力を引き出すだけで北方領土返還などツユほども考えていなかったのだから、むしろ日本側から中断を宣言すべきだと考えるので、それに関する朝日と産経の社説の一致には大いに驚いたのでした。共に、
侵略戦争を始めたロシアの現政権には、国際法や合意を守る意思はない。平和条約を話し合う 意義はすでに失われていた。むしろ、日本側から交渉中断を表明しておくべきだった。
と奇蹟のような一致を見たのでした。不可侵条約を平気で反故にするロシア。平和条約を締結しても何の意味もないだろう。
ただ、いかにも淺卑新聞らしい姑息さだと思ったのは、同じ社説の中で、
この戦争(侵略と言うべきだろう)で鮮明になったのは、アジア諸国の立場の複雑さだ。国連総会ではロシア非難決議の採決で、中国、インドを含め棄権する国が続出した。
などと、いかにも棄権する国が多数を占めていたように報道していたが、実際は賛成１４１、
反対５、棄権３５の圧倒的な賛成多数で採択されたのだった。
だから淺卑新聞だけしか読んでいない読者は、世界情勢を正しく認識できないんですよ。

ところで、ウクライナに関する最新の情報で気になることが。
首都キエフに２０～３０キロにまで迫っていたロシア軍が５５キロ地点まで後退したとの報道。
ウクライナ軍が盛り返したと捉えれば朗報ですが、ロシア軍に戦術的な思惑があるのだとすれば、ちょっと怖いと思いませんか？追い詰められたプーチンがとんでもないことをしでかすかもしれないと。
よく、核のボタンと言うモノがあって、それを収納したカバンを大統領側近が常に持ち歩いていると言いますが、まさかボタンを押しただけで核ミサイルが発射されてしまうとは思いませんので、軍首脳が平常心を保ってプーチンに反旗を翻すことを期待するしかないのかも。