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8月の五輪開催は危険過ぎる! [社会]

命の危険さえ危惧される猛暑が続いていましたが、ここ数日は猛暑もいくらか収まったかのように感じられます。
ところで武漢コロナ・ウイルスの蔓延がなく予定通り五輪が開催されていたなら、確か24日が閉会式だったはずですが、それまでの五輪開催予定日には35度を超える高温が続き、一部の地域では40度にも達する猛暑日も記録されていました。
来年は冷夏になるとの保証もないので、延期されたとしても来年8月開催は競技者、観客共に
大いなる危険を伴うのではないかと危惧する次第です。今後の五輪開催の安全のためにも。
10月に開催できない最大の理由は米国の人気プロスポーツとの日程が重なって、五輪中継局 NBC からの多額の放映料が見込めず、金の亡者 IOC がそれを当てにしているから。
この拝金主義に鉄槌を加えることが無理であることは承知の上なのですが、米国のプロスポーツと五輪のどちらが重要なのかを、IOC に突きつけて欲しい [パンチ]

武漢コロナ・ウイルスと並んで現在危惧されるのが熱中症対策とマスクの関係。
以前「自粛警察」なるものがあって、今はそれに代わるのが「マスク警察」らしいのですが。
ある女性の投稿。マスクをしないで歩いていたら、後ろから来たオヤジに「マスクをしろ!」と怒鳴られたらしいのです。
我が家の近くには遊歩道が整備されているのですが、周り百メーター四方には誰も居ないにもかかわらず、律儀にマスクを放さない人の何と多いことか。マスクを一時でも外せばコロナに感染するとの恐怖があるのだろうか?空気中にウイルスが漂っていつとでも思っている?
私が危惧するのはマスクさえしていれば絶対安心との思い込みで、マスクをしたオバサン同士が至近距離で大声で会話したり、バスや電車の中で平気で手すりやつり革に触りまくっていますからね。
大リーグ中継を見ていると、外野手が大仰なマスクをして守っているではありませんか。
もう一つ、テレビのワイド・ショーで、どれだけの知見があるかも定かでないコメンテーター達が危機をあおり立てて視聴率を稼ごうとしていることも許せない。
ワイド・ショーでは「ウイルスの感染力は弱く、毒性もそれほど心配することはない」との情報を流して、国民の不安を正しく払拭すれば良いものを、視聴者は危険性を声高に指摘する番組の方へとチャンネルを合わせることは、ウイルスに恐怖を感じている視聴者心理として当然のことでしょう。
毎日まいにち、感染者数の増減に一喜一憂していますが、PCR 検査が増えれば、感染者が増加するのは当然のこと。注視すべきは陽性率だと思うのですが、減っているのか増えているのか、しっかりと報道して頂きたい。


話は変わって、ある不安材料が。報道によると、中国の習近平国家主席と韓国の文在寅大統領が13日夜、電話で約30分間協議し、習氏の年内の韓国訪問で一致した。との事。
日本としては勝手におやりなさいと言いたいところなのですが、習近平の訪問を韓国に先を越されると焦った二階以下の媚中派議員達が反撃に出て、国賓での訪日を実現させようと画策するであろうことを危惧するのです。危惧することばかりですが、独裁者を招く赤っ恥は韓国にまかせておいて、ここは中国共産党・習近平と距離を置くべきだと考えます。

香港に次いで中国の脅威にさらされている台湾で「日本よしっかりしろ!」と常に日本人の尻を叩き続けて下さっていた李 登輝元総統が亡くなりました。もっとも後を継いでいる蔡 英文総統は女性でありながら香港のような1国1制度は受け入れない姿勢なので、中国に組み込まれる杞憂はないと考えますが。台湾が組み込まれたら次は尖閣諸島・石垣、そして最終目標は沖縄独立でしょう。そして中国自治区に組み込んでしまうが、これを重大な危機と深刻に捉えている国会議員は如何ほどか?

安倍首相の退陣報道に驚いておりますが、野党議員の連中と淺卑新聞は「引きずり下ろしたやったぞ」と喝采を叫んでいるのが目に見えるようだが、安倍首相を引きずり落としたいのであれば、政策で勝負しろ と言ってやりたい。



最後にユル~イ話しを。
女性はアヒル座りと言うらしいのですが、独特の座り方が出来ます。
股関節の造りが少し違うのか、男性には絶対出来ない座り方なのですが、犬でも同じらしい。
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ILSのカテゴリー [航空関係]

古~い記事に興味ある、そして考えさせられるコメントが寄せられましたので、ゾンビよろしく蘇らせてみました。

CATⅠ・CATⅡ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・CATⅢ
これが私が考える、各 ILS カテゴリーの距離感でしょうか。
CATⅠ と CATⅡ は、かなり近い所にあるアプローチであると考えるのですが、CATⅢ 、それらとは全く別の場所にある、孤高のアプローチだと断言してもよいのではと思っております。

飛行機の事は、車に例えれば理解しやすいと思っているのですが、CATⅠ がサンデー・レースなら、CATⅡ は地方選手権。そして、CATⅢ はF1レースに相当する言っても過言ではないでしょう。

今、ある空港に ILS で着陸しようとしているとしましょう。
天候が悪化して視程が低下、CATⅠ から CATⅡ に進入方式が変更になったとします。
その場合、SSP(Special Safeguards and Procedures )が発令され、クリティカル・エリア内への車両などの立ち入りが厳しく制限されます。そして、オート・ランドが必須となります。
criticalarea.gif
でも、それだけの話なんですよね。進入復行高度が200フィートから100フィートまで低下するだけ。

ところが、更に視程が低下して、RVR 350m未満になったとしますと、いよいよ CATⅢ の出番となります。
CATⅡ までは、最終的には滑走路を視認し、間違いなく滑走路に着陸できる事を確認しながらのアプローチとなる訳ですが、CATⅢ は滑走路を視認しないままの着陸が可能となっているのです。
自動着陸装置の故障率が10億分の1と厳しく規定されている事が納得できると思います。


前回からの続き。
広島空港の ILS 10では、CATⅠ /CATⅢ を行う事ができるのに、CATⅡ を行う事ができない理由は?
コメント欄に書き込んで頂いた通り、CATⅡ では電波高度計の表示によって、進入復行を開始しますので、直下の地形の影響を大きく受ける事になるからなのです。CATⅠ は気圧高度計を使用しますので、直下の地形の影響を受ける事はありません。

まずは、熊本空港の地形を見てみましょう。上下方向の縮尺は横方向の5倍になっております。
blogkumamotocat3.gif
blogkumamotocat3photo.jpg
CATⅡ 、CATⅢ 共に、DH(AH) は100フィートに設定(赤線)するのが通常で、その直下の地形は、ほぼ平坦である必要があるのですが、熊本空港のように台地の上にある空港では、
平坦な面を確保するために大がかりな土木工事が必要となったのです。
そこで上図のように、ある程度の盛土を行って、最小限の平坦な地形を確保した上で、
更に DH(AH) を 75フィートに下げる事により、CATⅢ の運用を可能としているのです。
DH を100フィート付近に設定しますと、地形の急激な変化により、電波高度計の表示が大きく変動し、高度計の数値を認識する事が困難になる事がお分かり頂けると思います。

ただし、CATⅢ では滑走路を視認できない事による進入復行は想定していませんので、
DH 75フィートは CATⅢ を行うために必要な地上施設、搭載機器が正常に作動しているかどうかの最終確認を行う高さ、AH(Alert Height )としての運用を行っております。

しかし、CATⅡ の DH は100フィート未満に設定する事ができません。そこで電波高度計の表示が安定する手前の位置、DH 174フィートの所に CATⅡ の進入復行点を設定しています。

blogkumamotocat3minimatable.gif

TCH(Threshold Crossing Hight ):RDH [Reference Datum Hight]とも言いますが、ILS グライド・スロープの電波の中心が、滑走路末端を通過する時の末端標高からの高さ。

RA(Radio Altitude ): 電波高度計の表示。直下の地面・水面からの垂直距離を表す。

DH(Decision Height ): 決心高。滑走路を視認できなかった場合、進入復行を開始する滑走路末端標高からの高さ。

IM(Inner Maker ):ILS アプローチにおいて、滑走路末端からの距離を知らせるため、上空へ向け電波を発射する装置。滑走路から近い順に、IM-MM(Middle Maker )-OM(Outer Maker )が設置されるのが通常だが、現在は DME で代用するのが主流。
また、DH の位置と必ずしも一致いている訳でもないので、無用の長物か?

そしていよいよ本題の広島空港の話ですが、

bloghiroshimacat3.gif

この地形では盛土で平坦な面を造る事は不可能でしょうから、鉄板の舞台を造る事で、平坦な面を確保しているのです。
CATⅡ の設定を諦めた事にも納得がいきますね。

興味あるコメントとは、成田と釧路空港の離陸のための最低気象条件の微妙な違いだったのです。
3.gif
* APPLICABLE WHEN SPP IN FORCE の適用について。

ところで、会社の資料などで、こんな図面を見かけます。
blogslantvisi.gif
RA 100フィートに達した時、視界が350mならこの範囲まで見えるはずと、赤線で示したような斜距離を表す図面なのですが、ちょっとおかしいと思いますね。
グライド・スロープ上、RA 100フィートの位置にパイロットの目がある訳ではありませんので。
電波高度計が100フィートを表示した時の機体の位置は図のようになりますので、パイロットから見た実際の斜距離は緑線のようになるはずです。重箱の隅をつつくような話ではありますが。

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