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ウクライナは何故にロシアの侵攻を許したのか? [安全保障]

答えは明確、ウクライナには日本の憲法9条に相当する条文がなかったからだろう。
共産党の志位委員長がツイッターで「憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、 仮にプーチン大統領のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするため の条項が、憲法9条なのです」と訴えているではありませんか。
日本国憲法前文にあるように「平和を愛する諸国民(ロシア)の公正と信義」を信頼しなかった
のが大きな原因なので、日本を見習っておけば、今の危機は訪れなかったろうに。

2.jpg

その共産党の野坂議長(当時)は75年前の衆議院本会議で、憲法9条について 「我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする」との反対意見を述べて、先見の明を示していたと言うのに。
75年にも及ぶ平和ボケによって、こうも主張が変わるものなのか?いや要するに彼らにとって憲法の中身などに興味はなく、護憲 を掲げることこそが政党として生き残る道だと考えているのだろう。
今回のウクライナ危機を目の当たりにして、野党連合は次の参議院選挙で金看板である護憲を
主張しずらくなったとの危機感に陥っているとのこと。連合からクギを刺された立憲民主党は
共産党からもストーカー攻撃を受けて四苦八苦しているらしいので、参議院選が楽しみだ。

国会の議論において、質問を受けるている与党側は答弁の中で質問者に対して逆に質問することは許されないらしいのだが、ウクライナ危機を巡る論戦では、立憲民主党の議員が岸田首相に「今こそ日本の平和外交を生かす時ではないか?」などとママゴトのような質問したそうだが、逆質問が許されるなら「私には今すぐに実行できる平和外交を思い付かないので、具体的な例を挙げて欲しい」 と言えただろうに。
そうなれば、野党側もバカバカしい質問は避けて有意義な議論が出来ると考えるのだが。

3.jpgウクライナ軍の攻撃で
破壊されたロケット・
ランチャーを搭載した
ロシア軍車両。






ロシア側にも多数の犠牲者が出ているようだし、首都キエフでの市街戦ともなれば更に増える
恐れもあり、膠着状態となった時、プーチン大統領が更なる強硬手段に出ることを最も恐れて
いるところ。
PS:ウクライナ軍の抵抗が予想以上に手強く、ロシア軍の侵攻速度が鈍って来ているとの情報もあるが、大義名分のない侵略軍と国を守る強固な意志を持っている防衛軍とでは士気の高さも違うのだろう。
この後、ロシア軍の損害が増え続ければ、ロシア兵の中に「俺たちは命を賭してまで、何のために戦っているのだろう?」との疑問が顕著となって厭戦気分が出てくれば、プーチン自身も危うくなって来るかもね。
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イージス・アシュアのつまずき [安全保障]

総費用 4,500 億円を投じて配備されるはずだった地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」がミサイル・ブースターの落下問題が急浮上したことにより、配備計画停止を余儀なくされてしまいました。
しかし、日本の安全保障に関して言えば、専守防衛の幻想から解放されて良かったのではないかと考えています。
総費用は計画が進むにつれて膨らむことは予想されることですし、日本に飛来するミサイルを全て打ち落とすことは不可能な事は分かりきっていますので。
イージス・アシュアの概念図。

2.gif
しかし国民からすれば「アシュアを断念します、弾道ミサイルを防ぐ事は出来ませんので諦めて下さい」では困るんですよ!
では、どうすれば我々日本国民の生命・財産を守れるのか?
結論は一つ。専守防衛は高くつくだけではなく、その効果も限定的ですので、選択肢は敵基地攻撃能力を保有する以外の道はあり得ません。対象国に対して、日本を攻撃すれば手痛いしっぺ返しを受けることを認識させるために、1基1億円と言われる巡航ミサイル千発を配備するのです。何処かの地方に集中すると「敵の攻撃を受ける」との反発が予想されますので、日本全国の自衛隊基地にくまなく配備し、更には巡航ミサイル発射可能な自衛艦を数隻建造して太平洋上に浮かべておけば万全でしょう。
問題になると考えられるのは、配備計画発表から実勢配備されるまでの空白をどう埋めるか?でしょうね。中国による尖閣諸島侵攻計画が着々と進んでいるようですし、北朝鮮の暴発がいつ起こっても不思議でない情勢になって来ていますので。

ただ最大の問題は、日本国民にそこまでの覚悟を持つことが出来るかどうか?なにしろ憲法9条さえ守っていれば、日本の平和と安全が保証されると信じている、いや信じたい国民なのですから。
野党の皆さん。イージス・アシュア配備には反対しておきながら、配備計画が停止となると、またまた異論を唱える。そこで野党の指導者方にお聞きしたい、日本が3度目の核被爆地とならないための方策を示して下さいませんか。その前に話し合いで解決ですって?
相変わらずの思考停止状態。話し合いで解決できるのであれば、地球上で戦争は起こっていないでしょうよ。中国とインドのカシミール地方での紛争では殴り合いだけでは済まずに、インド側に死者まで出ているらしい。
その野党。今日で通常国会が閉会したことに反発して「国会延長」を主張されていますが、延長したところで、審議拒否を続けるおつもりなら延長する意味はないのではありませんか?

話は変わって、宮城県上空に現れたという謎の飛行物体。

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テレビの報道番組で解説していた元客室乗務員だという怪しげな自称航空評論家秀島 一生氏
曰く。
「40% の確率で UFO、60% で気象観測気球」と述べていましたが、この御仁 UFO とはどんな意味で仰っていたのかお聞きしたい。
こんな馬鹿馬鹿しいこをを臆面もなく言えるようにならないと、航空評論家は務まらないのでしょう。私には無理だ。
調布の墜落事故の時も、フライトに関する無知ぶりをさらけ出していましたし、専門外のことには口を挟まない方が身のためですよ。





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