評論家 [社会]
私は評論家なる人種が好きではありません。
などと突然言い出しましたのは、公開しないままになっていた記事の整理を始めましたところ、幾つかの未公開記事が出て来たからなのです。
その記事に幾つかの加筆をして、改めて公開してみたと言う訳なのです。
ところで、評論家とはどんな人達なのでしょう?
私に言わせてもらえれば、「自分では何も生み出せないくせに、他人のやる事にケチばかりつけている人達」 となってしまうのですが。
評論家の歯に衣を着せない指摘があるからこそ、生み出す人達の進歩があるのだ!との反論もあるでしょうが、ここは持論に従って話を進めたいと思います。
まずは、航空評論家を自称する人達の事について、
確かに航空に関する、ある分野については詳しいのかもしれませんが、飛行機の運航については素人のはず。
まあ、知っていたとしても聞きかじり程度でしょう。そんな航空評論家が分かったような能書きを並べている。そして世論をミスリードしている。そこが私が評論家を嫌う理由の一つなのです。
元機長と称する航空評論家も同様。
あなたが現役の頃に経験した事のない、例えばRVSMについて、「垂直間隔が1,000になった事で非常に危険になった」 などと、いい加減な評論はしないで頂きたい。
そのようにコメントする事を求められ、それに従っただけであるのなら、なおさら許せないのです。
「新しい運航方式を知らない老兵は引っ込んでいろよ」 と言いたくなってしまいます。
更に身近なところでは、自動車評論家の事。
その一人、徳大寺有恒先生についてですが、この偉そうな名前はもちろんペンネーム。
本名を隠し、このペンネームで恐る恐る出版した国産車批判の 「間違いだらけの・・・」 が大ヒットしたものだから、いつの間にか大御所気取り。
その大御所の幾多の自動車評論の中で、これだけは許せないと思った言葉があったのでした。
ある車、(たぶん、いすゞか日野自動車の車だったと思う)の評論で彼は、 「この車は、評論する価値もない」 と言い放ったのでした。
その車を設計した技術者は、限られた予算の中で精一杯の努力をしたでしょうに、その苦労に思い至る事がなかったのか?
同じく車に関わる事により、生活の糧を得ている同業者として、仲間を気遣う心はなかったのか?
音楽評論家 : 一曲でも作曲してみろよ。
文芸評論家 : 一つでも小説を書いてみろよ。
航空評論家 : 自分の手で飛行機を飛ばしてみろよ。
映画評論家 : 一つでも映画を撮ってみろよ。
自動車評論家 : 自分の手で車を設計してみろよ。
まだおりましたかな?
もう一人、日本の将来を左右する大事な人を忘れておりました。
教育評論家 :自分で授業をデザインして、児童生徒に学びや気づきをもたらす授業を実施してみろよ!
でもね、この徳大寺先生、いい事も言ってるんですよ。
「自動車評論家がこんな事を言うのはタブーではあるが、自動車というものは、長く所有して乗り続けてみて、初めてその評価が分かるものだ」
まさに正論だ!
と言う事は、「自動車評論家のチョイ乗りインプレッションなどは信用しないでくれ」 と言う事だよね。
長く乗って初めて分かる国産車の良さ。
トヨタAQUA:JC08モード35.4km/L 10・15モード40.0km/Lで世界最高の燃費。悪くないね!
などと突然言い出しましたのは、公開しないままになっていた記事の整理を始めましたところ、幾つかの未公開記事が出て来たからなのです。
その記事に幾つかの加筆をして、改めて公開してみたと言う訳なのです。
ところで、評論家とはどんな人達なのでしょう?
私に言わせてもらえれば、「自分では何も生み出せないくせに、他人のやる事にケチばかりつけている人達」 となってしまうのですが。
評論家の歯に衣を着せない指摘があるからこそ、生み出す人達の進歩があるのだ!との反論もあるでしょうが、ここは持論に従って話を進めたいと思います。
まずは、航空評論家を自称する人達の事について、
確かに航空に関する、ある分野については詳しいのかもしれませんが、飛行機の運航については素人のはず。
まあ、知っていたとしても聞きかじり程度でしょう。そんな航空評論家が分かったような能書きを並べている。そして世論をミスリードしている。そこが私が評論家を嫌う理由の一つなのです。
元機長と称する航空評論家も同様。
あなたが現役の頃に経験した事のない、例えばRVSMについて、「垂直間隔が1,000になった事で非常に危険になった」 などと、いい加減な評論はしないで頂きたい。
そのようにコメントする事を求められ、それに従っただけであるのなら、なおさら許せないのです。
「新しい運航方式を知らない老兵は引っ込んでいろよ」 と言いたくなってしまいます。
更に身近なところでは、自動車評論家の事。
その一人、徳大寺有恒先生についてですが、この偉そうな名前はもちろんペンネーム。
本名を隠し、このペンネームで恐る恐る出版した国産車批判の 「間違いだらけの・・・」 が大ヒットしたものだから、いつの間にか大御所気取り。
その大御所の幾多の自動車評論の中で、これだけは許せないと思った言葉があったのでした。
ある車、(たぶん、いすゞか日野自動車の車だったと思う)の評論で彼は、 「この車は、評論する価値もない」 と言い放ったのでした。
その車を設計した技術者は、限られた予算の中で精一杯の努力をしたでしょうに、その苦労に思い至る事がなかったのか?
同じく車に関わる事により、生活の糧を得ている同業者として、仲間を気遣う心はなかったのか?
音楽評論家 : 一曲でも作曲してみろよ。
文芸評論家 : 一つでも小説を書いてみろよ。
航空評論家 : 自分の手で飛行機を飛ばしてみろよ。
映画評論家 : 一つでも映画を撮ってみろよ。
自動車評論家 : 自分の手で車を設計してみろよ。
まだおりましたかな?
もう一人、日本の将来を左右する大事な人を忘れておりました。
教育評論家 :自分で授業をデザインして、児童生徒に学びや気づきをもたらす授業を実施してみろよ!
でもね、この徳大寺先生、いい事も言ってるんですよ。
「自動車評論家がこんな事を言うのはタブーではあるが、自動車というものは、長く所有して乗り続けてみて、初めてその評価が分かるものだ」
まさに正論だ!
と言う事は、「自動車評論家のチョイ乗りインプレッションなどは信用しないでくれ」 と言う事だよね。
長く乗って初めて分かる国産車の良さ。
トヨタAQUA:JC08モード35.4km/L 10・15モード40.0km/Lで世界最高の燃費。悪くないね!
評論家にも2種類いると、私は思います。
・ まともな解説や評論をする人
・ その評論家が言っていることは事実なのだろうが、全体を見た場合、その論点は体制に影響しない、または、世論を著しく誤った方向に誘導する
最近は、報道のワイドショー化が著しく、「評論家さん」も、渋々後者の発言をしている可能性もありますよね。
さて大御所の徳大寺先生。私は「間違いだらけの~」が好きで、結構古本屋で探して読んでいます。ただ、視点はFD様と若干異なるかもしれません。私の視点は、
・ 氏が指摘するクルマの欠点は、多くの場合、そのクルマの魅力である
・ 氏が指摘する各クルマの欠点を統合すると、理想的なクルマはトヨタカローラになる
・ 古本で「間違いだらけの~」を読むと、クルマの評価や、自動車の未来について、結構ぶれがある
良いお年を。
by 皮算用 (2011-12-31 09:32)
コメントありがとうございます。
白状いたしますと、私は 「間違いだらけ・・・」 はパラパラと見た程度で
しっかりと読み込んではおりません。
自動車本来の機能から言えば、トヨタ・カローラが理想の車であるとの結論に
賛同いたします。その後、他にもよくできた車が登場しておりますが。
ただ、あまりにも出来過ぎてるが故に、最も嫌われている(失礼)車である事も
事実だとは思いますが。
2012年がよい年でありますように。よいお年をお迎え下さい。
by FD (2011-12-31 09:58)
航空評論家の方がたまーにピント外れのコメントを
言ってくれたりすると、脱力しそうになります。
クルマの評論家の方たちはスポンサーのゴキゲンを
損ねないようにとか、影でいろんな苦労があるのかも
しれませんね(笑)
良いお年を!
by うえいぱうわ (2011-12-31 18:47)
その年の最優秀車を選ぶカーオブザイヤーも、日本カー・オブ・ザ・イヤーと
RJCカーオブザイヤーに分裂しています。
一時メーカーによる接待責めが問題になりましたが、どちらに理がありますやら。
航空評論家も、航空会社の広報から聞いた話を鵜呑みにする御仁も多い事でしょう。
よいお年をお迎え下さい。
by FD (2011-12-31 21:24)
FDキャプテン、おめでとうございます。
話題に乗り遅れておりますが、
「教育評論家」も一つ加えておいてください。
教育評論家: 自分で授業をデザインして、児童生徒に学びや気づきをもたらす授業を実施してみろよ!
今年は是非、教育の方へお力をお貸しください!
by 野菜さらだ (2012-01-04 09:13)
おめでとうございます。
アドバイス、ありがとうございます。教育評論家も加えておきました。
今年も宜しくお願いいたします。
by FD (2012-01-04 09:40)