SSブログ

広島 RNAV Rwy 28 [航空関係]

広島への最終便。使用滑走路は 28 ですし、今日の機体には GPS が装備されていますので、RNAV アプローチを逃す手はありません。

以前にも書きましたように、これからの非精密進入(ILS,PAR 以外)は RNAV と VNAV を組み合わせた Baro-VNAV アプローチが主流となってくると思われます。現在この方式が正式に公示されているのは、千歳 Rwy 19L、広島 Rwy 28、那覇 Rwy 18 だけですが、他の空港においても積極的に導入される予定のようです。
ただ、最終的な確認作業が終わっていませんので、今日のところは RNAV+VS モードでのアプローチを行う必要があります。

広島アプローチにコンタクトした時に RNAV Rwy 28 をリクエスト。
“Leave RYUOH Heading 240”の指示に続き、
“Direct VISTA,Descend and Maintain 3300ft Cleared for RNAV Rwy 28 Approach” と、進入許可が発出されました。

FAF(Final Apch Fix)からの降下は ND に表示される VNAV のガイダンスに従って、VS モードでコントロールします。楽ですね!ILS アプローチと同じような安定したアプローチが可能となり、
CFIT(Controlled Flight Into Terrain)防止にも有効なアプローチ方式です。

将来の精密進入は ILS に代わり、GPS+α で可能となるのではないでしょうか。原っぱに滑走路さえ造っておけば、飛行機に搭載されている航法装置だけで、あるいは国内の何カ所かに設置された GPS の補完装置との組み合わせで、精密な進入が可能となり、空港毎に地上施設を整備する必要がなくなる訳です。GPS の補完装置 α が何になるかは分かりませんが。
次世代の精密進入方式になると思われていた MLS(Microwave Landing System)も、開発がストップしているようですね。-400 の Navigation Radio Page には ILS-MLS と表示されているのですが。



共通テーマ:日記・雑感