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お叱りを受ける [航空関係]

那覇空港への最終便。
米軍が管轄する沖縄アプローチのレーダー誘導を受けて、那覇空港 Rwy36へ向け降下を続けています。当日の天候は雲も少なく良好な視界で到着機もまばらでしたので、予想した通りのビジュアル・アプローチが許可されました。
ビジュアル・アプローチの利点は時間と燃料の節約にありますので、なるべく最短距離を通って滑走路へ向かおうと思うのは当然のパイロット心理でしょう。

知念岬をかわした事を確認した後、ヘディングを真西に向け、滑走路延長線上約9kmに設定されている FF36へと機首を向けました。高度は1500フィート。FF36の手前から機体を右にひねり込んで滑走路に正対させ、Rwy36へ何事もなく着陸する事が出来ました。
ILS36を選択しておいて、インターセプトではなく、ダイレクト FF36とするようにします。
これで時間と燃料の節約にかなり貢献できた事でしょう。

ところが着陸後、管制塔から、「ビジュアル・アプローチを行う場合は海上を飛ぶようにして下さい」 とのお叱りを受けてしまったのです。沖縄アプローチがビジュアル・アプローチの許可を発出する際、
“Cleared for Visual Approach Rwy36,Remain Over the Water” との指示が確かにあったのですが・・・・・
ビジュアル・アプローチが許可された後は、レーダー・サービスも自動的に終了するのが通常ですが、レーダーによる監視を続けていたのでしょう。
那覇空港でビジュアル・アプローチを行う機会が少ないので、飛行ルートについてあまり研究した事はありませんでしたが、今回のフライトを図に書いて検証してみますと、

blogroahvisualapcht.gif
黄色い線が通常の ILSアプローチの飛行コース。今回のフライトで飛行したコース(緑線)は確かに陸地の上を飛んでますね。灯りの少ない陸地は海との区別がつきにくい事は確かなのですが、言い訳は出来ません。

滑走路延長線上約12kmに設定されている、ILSアプローチの開始点である CF36へ向かうようにすれば、(青線)管制からの指示通り、常に海上飛行を維持出来る事が分かりますね。

コメント(2) 
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コメント 2

Mooney

FD 様

新年あけましておめでとうございます。
いつも楽しくブログを拝見させて頂いております。

私も自家用ではあるのですが、今回の件も、非常に勉強になりました。
沖縄方面への飛行はした事が無いので、SID、STAR等の勉強不足なのですが、とても勉強になりました。

沖縄は特に米軍の管制下という???ここは日本か?
と思う事が多いです。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いします。

by Mooney (2009-01-10 17:03) 

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