霜取り？

飛行機の中は乾燥しておりますので、おしぼりなどは袋から出して１時間もしますと、乾燥してカラカラになってしまいます。古い飛行機ではね。
ところが新しい飛行機、－４００や７７７には加湿器が装備されていますので、室内は適度な湿度に保たれてお肌には良いのでしょうが、ご覧のように冷たくなっている窓枠や取っ手は霜だらけ！まるで旧式の冷蔵庫の冷凍庫の中のようですね。何しろ外気温はマイナス７０℃ですので。

もちろんコックピット内が冷凍庫のように寒くなっている訳ではありませんが、この霜はどうなってしまうのでしょう？
着陸のため高度を下げて、外気温が上がってきますと、一気に溶け始めるのです。霜取りが始まる訳ですね。そして水滴となって、ちょうど膝の辺りにボタボタと落ちて来ますので、ズボンはビショビショ（ちょっと大袈裟）になってしまうのです。
適度な湿度を保つための、小さな代償でしょうか。

霜取りと言えば、ヨーロッパからの出発前、翼上面の霜取りが必要になりました。天気は快晴で降雪現象はないのですが、外気温はマイナス１０℃、翼前縁とフラップの上面にびっしりと霜が付いていて、まるで雪が積もっているようでしたので、防氷剤を吹き付けて霜取りを行いました。
でも、隣のスポットに居たタイの航空会社はそのまま霜取りせずに出て行ってしまったな～。念のための霜取りではあるのですが・・・・・

コメント 4

こんばんは、毎日楽しく拝見させてもらっています。
自分はコックピットの写真は相当漁ってると思っていましたが、こんな写真は初めて見ました。
電子機器の巣窟のようなコックピットで、よくもそんなに水滴ポタポタで大丈夫なんですねぇ。
ビックリしました…　∑(￣口￣)
by タダシ (2009-01-16 22:14) 

いつも楽しく拝見させていただいております。
私もタダシさんと同じく、こんな写真は初めて見ましてびっくりしています。
ショートしたりして計器が壊れたりとかないんでしょうか?

さて、ほかにもいろいろびっくりが。

こんなブログを見つけました。
これは勿論？FD氏は非公認でしょうけれども…
http://kabinett.ikora.tv/e199224.html

お節介かもしれませんが、お知らせしておきます。

by K.Aso (2009-01-22 21:54) 

タダシさん、Ｋ．Ａｓｏさん、情報ありがとうございました。
ここまでパクられますと、かえって気持ちいいですね。
結構楽しめました (^^ゞ

オーバーヘッド・パネルの隙間からも結構水滴が落ちてくるのですが、
電子機器への影響はないようですので、ご安心ください。


by ＦＤ (2009-01-22 23:36) 

FDさん。こんばんは。興味深い記事ですね。
水滴がポタポタ落ちてきて制服のズボンが濡れてしまうようですが、寒くならないですか？　たしかB744のコックピットの座席はヒーターなどの装備があり快適なイスらしいですけど・・・　風邪ひかないように気をつけてください
by kingair350 (2009-01-23 17:26)