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ワーク・シェアリング? [社会]

あるテレビ番組で、インドにある「世界一人口密度の高い街」 を紹介してました。
そしてこの街では色々な商売が成り立っていて、道端に小さな露天の店が所狭しと並んでいるんです。

そんな店の一つに、大きめの空き缶の中程に鉄の棒を数本差し込み、簡単な七輪を作って売っている店がありました。誰にでも作れそうな物なのに、結構商売として成り立っているようでしたので、女性レポーターがこんな事を言ってました。「こんな物買わなくても、自分で作ればいいのに」

それに対する答えが、「一種のワーク・シェアリングでしょうね。彼が考えたアイデアを尊重してるんですよ」 でした。成る程ね!

私も昔、それに近い事を考えた事があります。
数十年前になりますか、ユーザー車検というのが流行りましたね。私もさっそくやってみたのですが、ユーザー車検 第一号とは言いませんが、けっこう早い方だったと思います。
私は三級自動車整備士(確か、シャシ/ガソリン・エンジン/ディーゼル・エンジン) と職業訓練指導員(自動車整備) の免許を持ってましたので、わりと簡単な事でした。そんなものを持ってなくても、ユーザー車検自体はそれほど難しい仕事ではありませんが。

車を近くの車検場に持って行きますと、別室に呼ばれて、面接のようなものまであったんですよ。
「どんなお仕事をされているのですか?」

「運輸関係です」

「えっ、運輸省ですか?」
何を言ってやがる。運輸省はアンタだろうが。
四輪も何台かやりましたし、二輪ももちろんユーザー車検でした。

でも、ある時からユーザー車検を止めたのです。何でか?一つは歳をとって面倒になった事。そして、もう一つが今で言うところのワーク・シェアリング的な考えからです。

人は色々な商売をして家族を養っている。自動車整備の仕事もそうでしょう。その仕事を奪っちゃいけないな。と思ったからなのです。車検制度も改善されましたしね。

航空機を利用される顧客の方が、背中に生えた自分の翼で、目的地まで飛んで行ってしまったのでは、我々の商売も上がったりですし。
bloglf-a.jpg
トヨタの次期社長、LF-Aのハンドルを自ら握って、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するとか!F1でも初優勝まであと一歩ですし、ホンダのお株をすっかり奪ってしまったようですね。

社長自らの参戦、周りが引き止めるでしょうから、実現するかは微妙でしょうが。
コメント(2) 
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コメント 2

HAL

「餅は餅屋」というのはその道のプロに任せるべきと言う諺でしょうが、きょう日の状況では別な意味もでてきそうですね。
しかし、FDさん、そんな資格まで持っているのですか!

トヨタ、すっかりホンダのお株を奪う状況ですね。はたして社長はハンドルを握れるか?ホンダが撤退してエンジンを換えたら同じチームで4戦3勝ですか!しかも、もう再参戦は無いと明言したのに、今になったら遠くない時期に再び参戦を検討していると社長が言う始末。ホンダ車ファン(だった)としてはみっともないことはやめて欲しいです。
by HAL (2009-05-03 12:44) 

FD

ホンダとトヨタの立場を人間に例えますと、

昔、みんなが憧れたスポーツマンとスポーツは苦手だが商売だけは熱心な男がいた。
月日が流れて、何十年か後の運動会での事。みんなが憧れていたスポーツマンは何とヨレヨレの中年男になっていて、情けない結果に。
一方、商売だけが取り柄だと思われていた男は、快走に次ぐ快走でトップでゴールイン。そんな感じでしょうか。

ブラウンGPのマシンは、今年からの新しいレギュレーションに合わせて、ホンダが鋭意開発していたマシンだと聞きました。
ホンダ首脳陣の辛抱が、ちょっと足りなかったか?

また参加したいと言っているのですか?同感です。みっともない。

by FD (2009-05-03 18:10) 

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