SSブログ

F1が面白くない [モータースポーツ]

近ごろのF1は面白くない。スタートして、Mc-Mc-Fe-Fe の序列が決まってしまうと、コース上での逆転はまず不可能。マシントラブルやドライビングミスでもない限り順位の変動はあり得ません。
先頭争いをしているトップチーム同士が、コース上で抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返す、こんなシーンはついぞ見た事ありませんね。
現代のF1は車の性能で99%勝負が決まってしまう。ドライバーの能力が占める割合は、1%でしょうか?ですから新人のハミルトンでもMcに乗ればワールドチャンピオンの可能性が出てくる。もちろんハミルトンの才能が素晴らしい事は承知の上なのですが。

F1に参加しているHONDAは言ってます、「F1は走る実験室だ」 と。でもね、それも昔話。今のF1技術は高度になりすぎて、一般市販車に還元できる技術は少なくなってきていると言います。ダウンフォースを得るためのウイングがその筆頭でしょうね。F1をつまらなくしている諸悪の根源かも。
このウイングがあるためにコーナリングスピードが上がりすぎ、コース上での追い抜きを不可能にしている。またウイングのおかげで、ブレーキング性能が上がりすぎ、突っ込みでの追い抜きも不可能にしている。
我々二輪のアマチュアライダーが富士のストレートエンド、1コーナーへの進入でブレーキングを開始するのは、おおよそ200m手前なのですが、F1では70m手前とか!これではよっぽどの性能差がない限り抜く事はできません。

ピット作業でしかライバルを抜く事ができないF1を面白くする方法はないのか?
ありますよ、ウイングを禁止にすればよいのです。でも、いくつかの問題が、
現代のF1には空力的付加物が数多く付いています。どこまでをウイングと定義するのか、難しいでしょう。
そこで一つの案。ウイング禁止ではなく、燃料消費量の制限を行う。たとえば今の2/3ぐらいに。
これをやりますと、空気抵抗の大きいウイングを付けていたのでは最後まで走りきる事はおぼつかない。ウイングをなくして、空気抵抗を減らすしか手はないでしょうね。そうすれば自ずからコーナリングスピードが落ちて手に汗を握るバトルが始まるのでは。それに燃費の良いエンジン開発が必要になってきますので、一般車への技術応用が可能になる。環境に優しいエンジン造りの手助けになる訳です。

もう一つの問題。F1は自動車レースの最高峰であるはずなのに、ウイングなしではフォーミュラ・ニッポンにも負けてしまう。これは問題だ!レースレギュレーションを全カテゴリーで見直す必要がありそうですね。

私はF1を見るために、レースシーズン中だけスカイパーフェクトTV、「フジテレビ721」 の契約を行っていました。でも今のF1では、そこまでしてみる価値があるのかと思ってしまう。
それに比べますと、moto GP は面白い。最後まで抜きつ抜かれつのデッドヒートを楽しめますからね。
ウイングがなかった頃のF1が懐かしい。



共通テーマ:日記・雑感