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職業柄 見る悪夢 [航空関係]

その人の職業によって、見る悪夢も変わってくるのではないでしょうか。
パイロットの場合、よく見る悪夢は時間に遅れて遅刻しそうになる夢です。会社に行かなければならない時刻なのに、まだ旅行先にいて家へ帰れないとか、どうしても靴の片方が見つからないとか、出発時刻になっているのに、スポットにたどり着けないとか。

その他では、離陸中の悪夢もよく見ます。離陸滑走しているのに、滑走路が曲がっているとか、滑走路の末端が迫ってきているのに、飛行機が離陸できないとか、やっと離陸したと思ったら、前方に電線があって、その上を飛び越えられそうにないとか。

この夢の事をある仲間に話しましたところ、「俺も同じような夢を見る」 との事でしたので、妙に安心したものでした。

そして、昨日のチャイナ・エアラインの事故(過走帯灯を蹴飛ばして離陸してますので、事故扱いになるでしょう)は、まさにその悪夢を見ているようでした。
パイロットの話では、「機長席、コーパイ席の速度計の指示が違っていた」 との事ですが、映像を見ていますと、加速がかなり悪そうでしたね。ちゃんと規定の離陸推力が出ていたのかな?
出ていたとしたら、滑走路の長さは2000m、フェリーフライトだったので機体重量も軽い、おそらく操縦桿を引かなくても滑走路末端のかなり手前で、自然と浮き上がったのではないか、と考えるのですが。



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