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下ごしらえ [航空関係]

シルバー乗員になってはや二年半、節目の三年目が間もなく終わろうとしております。四年目に進むためには、付加検査を再度受診する必要があるのですが、さてどうしますか?
付加検査とは、通常の身体検査に加え、MRI、肺機能検査、24時間心電図計等の検査が追加された航空身体検査の事ですが、四年目に進むがどうか、ここは思案のしどころですね。

シルバー乗員は非常勤嘱託という事で、基本給なしの100%出来高払い。病気で一月休んでしまえば給料はゼロ。いや、収入がなくても地方税は天引きされますので、差し引きマイナスとなります。
現役と同じ責任の重さの割には恵まれない労働条件。「やってられないわ」 と言うのが本音ですしね。
「ならさっさと辞めちまえよ!」 との声が、若いコーパイから聞こえて来るのは承知しているのですが、こちらにも都合がありますので、「ハイ、そうですか」 とは行かない都合もあるのです。

フライトの半分は、そのコーパイに任せる事になるのですが、ろくなプランも立てないで、行き当たりばったりで飛ばしてしまうんですよ、情けない事に。これではやらせる甲斐がありません。FMSでルートを作っただけで、何のモディファイも加えることなく、「ハイ、それでエクスキュートして下さい」 ですから、ガックリきます。

前に、料理と操縦は似ていると書いた事がありましたが、FMS全盛時代になった今は特にそうですね。料理と同じで、下ごしらえが大事なのです。それと、どんなアプローチになるのか、しっかりとイメージしておく事も重要です。
料理に例えると、珍しい食材が手に入ったので、修行のためと思い、「おまえ調理してみな」 と言ったのはよかったが、下ごしらえもなしに、貴重な食材をいきなり鍋の中に放り込まれた。そんな感じになるでしょうか?

blogkumamotoairport.jpg
コメント(1) 
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コメント 1

kingair350

FDさん、こんにちは、えーもう副操縦士さんたちを教育するのをやめてしまったのですか・・・・ でも現役の機長さんたちもFDさんと同じような考え方で教育していこうと思っているならいいのですが・・・

うーん、なんだか今の副操縦士さんたちって飛行機が好きでパイロットになっているのかなと思う事が・・・
by kingair350 (2009-04-19 16:06) 

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