SSブログ

日本の農業と放蕩息子 [政治]

現在、政権与党である民主党内でも賛否が分かれて議論となっている、TPP(Transe Pacific
Partnership かな?)での自由貿易協定。
この協定に日本が参加すれば、『日本の農業に壊滅的な打撃を与え、食糧自給率が大幅に低下して、将来の世界的食糧危機に対応できない』 と言うのが反対者の理論のようですが、日本の農業って、それほど頼りになる存在なのでしょうか?

私は思うのです。日本の農業は放蕩息子と一緒、「将来は親の面倒を見るから」 との甘言に惑わされて、せっせと小遣いを与え続け、ますます堕落させている親バカと何ら変わらないのではないかと。
この農業保護政策により、日本の産業は国際競争力を奪われ、どれだけの国益を損なっている事か。

世界的食糧危機の要因としては、貧困国における人口の増加、異常気象、石油の枯渇などが考えられるでしょうが、その時日本の農業がどれだけの力を発揮して、日本人を飢餓から救ってくれるのか?心許ない話だとは思われませんか。

いま政治家が考えるべきは、票目的の農業保護政策ではなく、世界的食糧危機が訪れた時、1億3千万の日本人が如何にして生き延びるかの方策なのです。
その為に普段から考えておくべきは、農家への個別補償などではなく、
日本中のゴルフ場を芋畑にするなどして、最低限の食料を確保するための手段。バイオ・テクノロジーを駆使して食料を促成栽培する技術への国家的な資金・技術援助など、色々あるでしょうに。

そして意欲のある農家だけを支援する。それは金銭的支援と言う安易な方法ではなく、日本の農業を根本から立て直すような支援と対策。
私には農業の事は詳しく分からないのですが、それを考え実行していくのが政治屋ではない政治家。

環太平洋戦略的経済連携協定への参加、大賛成。

blogkohyohhotaka.jpg
美しい日本の紅葉。

世界的食糧危機が来るのは先の話としても、同様の危機が日本を襲っています。言うまでもなく領土的危機です。
中国とロシアによる、民主党政権の弱腰・国家的戦略のなさを見透かしての、やりたい放題の振る舞い。今の日本なら何をやってもごり押しできる。民主党政権がつぶれる前に、やれる事はやっておこうとの考えなのでしょう。

それなのに、空き菅首相の馬鹿の一つ覚えは、「冷静に対応」
何もしない事への言い訳としか聞こえませんが、尖閣諸島に中国軍が上陸しても、「冷静に対応」 かいな?
また、「5年後、10年後には菅政権の対応が評価される時が来る」 とも言っているようだが、その時には尖閣諸島は中国のものになってるわい。

首相の座にしがみつく事のみに執念を燃やす菅総理。APECで日中・日露首脳会談を実現させて、箔をつける事しか頭にないようだが、会談を行ってどうするつもり、何を言うつもりかね?
例えば日中関係。衝突事件以前の状態に戻っただけで、日中関係正常化とするのは大間違い。
尖閣諸島が中国領土などと、二度と言わせないようにしてこそ、日本にとっての日中関係正常化である事を忘れてもらっては困る。

しかし驚くのは、こんな民主党政権を支持する日本人が40%近くも居ると言う事。
もっとも、その支持の一番の理由が、『他に良さそうな政党がない』 なのですから、致し方ないのかとの思いもあります。
谷垣首相になったからと言って、大して代わり映えしそうもありませんからね。
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

トメ

放蕩息子!!
まさしく日本の農業政策を表す表現ですね~

FDさん、素晴らしい!
by トメ (2010-11-03 10:16) 

旅人

あなたは、アメリカの作物の陰に、莫大な補助金を与えて、農業政策をしていることしらない。
by 旅人 (2010-11-05 17:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0