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新年会&どんど焼き [散策・イベント]

土曜日はバイク仲間の新年会でした。
忘年会でなく新年会にしているのは、「後ろは振り返らずに前を向いて歩いていこう・・・」 と言う訳ではなくて、「忘年会は色々あるが、新年会は少ない」 との理由からです。

そして次の日曜日には、近くの公園で町内会恒例の どんど焼き が行われました。

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どんど焼きとは、
小正月(こしょうがつ=1月15日)の行事で、正月の松飾り・しめ縄・書き初めなどを持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やす正月行事。そして、その火で焼いた餅を食べると、その年の病を除くとされる。また、書き初めを焼いた時に炎が高く上がると字が上達すると言われている。
だそうな。

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あああああああああさあ、炎は高く上がったでしょうか?

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あああああああああ老体にむち打って、餅つきにも挑戦しました。


ところで、バイク仲間の新年会ですが、
バイク談義で盛り上がったのは当然の事として、そこは一言居士の集まり?飛行機運用上の話題ともなりますと、喧々諤々(けんけんがくがく)のやり取りとなった事は言うまでもありません。
なかでも、B747シリーズの運用限界高度に話が及んだ時には、さらなる盛り上がりとなってしまったのでした。
その運用限界高度。747シリーズでは45,100フィートと半端な数字となっているのですが・・・・・

その訳とは?
それは、限界高度を45,000フィートとしてしまいますと、その高度で巡航中に気流の影響などを受け、1フィートでも高度が上昇してしまいますと、運用限界からの逸脱を犯した事となり、厄介な問題を引き起こしてしまうからなのです。
そこで、高度が変化して僅かに上昇してしまったとしても、運用限界違反とならないよう、100フィートの余裕を与えているのだそうです。
もっとも、45,000フィートまで上昇するアホは居ませんけどね。

なお、41,000フィートを超えて飛行する場合には、どちらか一方のパイロットが常に酸素マスクを装着しておく必要がありますので、FL430/FL450は実用的な巡航高度とはなり得ません。
もちろん、上昇性能やバフェット・マージンから言っても。

では、この運用限界高度はどのようにして決められているのでしょうか?
それは、飛行機の上昇性能などによって決められている訳ではなくて、客室高度を8,000フィートに保つ事が出来る予圧性能上の最大高度として、運用限界高度が設定されているのです。
耐空種別 『輸送 T』 では、客室高度を8,000フィート以下に保つよう規定しています。

運用限界高度45,100フィートは、「これを越えて上昇してはいけませんよ」 と言っているだけであって、この高度まで上昇出来るとも出来ないとも言っている訳ではありません。
機体重量が重ければ4万フィートでも苦しいでしょうし、非常に軽ければ4万6千フィートにだって上昇できるでしょう。
自動車に例えますと、「この車の最高速度は時速200キロです」 と言うのと、「200キロ以上出してはいけません」 と言うのとでは意味が違ってきますよね。
後者の場合、150km/hが限界かもしれないし、250km/hまでの能力があるのかもしれません。
ところで、FMSは運用限界高度以上への上昇は拒否するそうですので、この場合はVNAVではなく、
FLCHかV/Sモードを選択する必要があるでしょう。

それでは、ボーイング機の運用限界高度を示しておきますと、

727 max altitude is 42,000 ft.
737-100, -200 max altitude is 35,000 or 37,000 ft.
737-300, -400, -500 max altitude is 37,000 ft.
737-600, -700, -800, -900 max altitude is 41,000 ft.
747 max altitude is 45,100 ft.
757 max altitude is 42,000 ft.
767 max altitude is 43,100 ft.
777 max altitude is 43,100 ft.
787 max altitude is 43,100 ft.

更に参考資料 Page7を示しておきます。
「737や757には100フィートの余裕がないじゃないか!」 ですって。私に言われてもね、ボーイングに聞いて下さいな。

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コメント 2

redtailcat

100ftの余裕ですか・・・
単身赴任になってからはお休みしてますが、
もう20年以上、PC上でのFlightSimで遊んできましたが、
私のようなど素人は、100ftなんて全然余裕になりません。
プロとアマチュア以下の素人の差は、当たり前ですが、
計る物差しもないくらい、大きなものですね。
FDさんの記事を拝見していると、久しぶりに、
LEVEL-D 767-300ERでまたFMCと格闘したくなります。
by redtailcat (2012-01-16 22:15) 

FD

100フィートでは余裕とはなりませんか?
もっとも、実際の運航ではオートパイロットを使いますし、実機はシミュレータより
安定していますので、高度の維持はそれほど難しくないのですが。

by FD (2012-01-16 22:35) 

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