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レール&レンタカー [旅・温泉]

私事ながら、今月は年に一度の記念日でしたので、久しぶりに奮発しようと適当な宿を探していたのですが、前から行ってみたいと思っていた日本秘湯を守る会の宿を思い出しましたので、久しぶりの新穂高温泉へ行くことになりました。
予約電話の時、「普通タイヤでも大丈夫でしょうか?」 と聞きましたところ、「4月になっても雪が降ることがありますので、危ないですね」 との返答でしたので、松本までは電車で行ってレンタカーを借りることにしたのでした。

色々調べてみますと、レンタカー単体ではもっと安いところもあったのですが、列車とレンタカーを組み合わせますと、乗車券が20%、特急料金が10%割引になる、JRの 『とれん太くん』 なるものがありましたので、こちらを利用することにしたのでした。
指定した車はフィットで、料金は24時間保険料込みで7,200円なのですが、インターネットで予約を入れますと500円割引されます。
フィットにしたのは、我が家の車ヴィッツと同じではつまらないし、以前借りたことがある旧型フィットはパワー・ステアリングがジョボかったのか、ステアリング・フィールがイマイチでしたので、新型フィットの進歩を見たかったこともあったからなのです。

blog12.3.22superazusa.jpg横浜線で八王子まで出て、松本まではスーパーあずさで。

乗車時間は1時間57分。

運賃3,260円の2割引。

特急料金2,810円の1割引でした。

往復二人分で約3,700円の割引となりますか。












blog12.3.22southalps.jpg車窓から南アルプスの山並みを眺めながら、スーパーあずさは甲府盆地を北へとひた走ります。
ひときわ目立つこの山は甲斐駒ヶ岳(2,967m)。
南アルプスの山の多くは前山にさえぎられて人里からは間近に見ることが出来ないとのことですが、山梨県側の山麓から2,500mの高低差を持って立ち上がっている甲斐駒ヶ岳は中央本線からもその全貌を見ることが出来るとのことでした。
なを、南アルプスには日本第二の高峰、北岳(3,193m)があります。


blog12.3.22fit.jpgレンタカーのタイヤはもちろんスタッドレス。ダンロップDSX-2


blog12.3.22nonohana.jpg北アルプスの山並みを背に、1万2千坪の敷地に9部屋のみの日本秘湯を守る会の宿。


blog12.3.22mt.syakujo.jpgこの宿の売りは、部屋から望める錫杖岳(しゃくじょうだけ 2,168m)の景観でしょう。
ロック・クライミングの聖地だそうな。
部屋には10畳と8畳の二つのタイプがあるのですが、8畳の方は廊下を挟んで反対側となりますので、錫杖岳を見ることができません。


blog12.3.22noten.jpg去年の震災の影響とかで、一番大きい混浴露天風呂が閉鎖になっていたのが残念でしたが、貸し切り野天風呂の開放感が素晴らしかったのです。

blog12.3.22noten180panorama.jpgさえぎる物が何もない野天風呂の180度パノラマ写真。

blog12.3.22noten2.jpgただ、脱衣場に屋根はなく、カゴが置いてあるだけでしたので、雨の日に入浴するのは難しいかもしれません。









blog12.3.22dinner.jpg今回の旅、バイク・ツーリングの下見も兼ねたつもりだったのですが、食事処が対面式のオープン・キッチンとなっていますので、少人数ならともかく、大勢で行くのには向いてないように思われました。
横一列に並んだのでは話も弾みませんからね。


この宿の番頭さんは好き者で話し好き。食事しながら話が弾んだのですが(対面式ですので当然か)、私より2歳若いその番頭さん、今の奥さんで5人目だと言ってましたが、「百歳まで生きるので、まだまだ再婚するつもり」 だそうな。大いに励んで下さいな。
この日の泊まり客は、我々の外に若いカップルが一組。おじさんのグループが一組の計10名でした。
番頭さんから、「女性の泊まり客はお二人だけですので、時間を区切って女湯を使って下さい」 との提案がありましたので、21時までは我々が使うことで契約成立。
女湯に入るのは初めての経験かも?
blog12.3.22womensroten.jpg



blog12.3.23lobby.jpgロビーからも錫杖岳が望めます。特注したというガラス張りの暖炉には、夜になりますと薪に火が点けられます。


blog12.3.23bath.jpg天気が下り坂なのは分かっていたのですが、朝になりますと雪が降り出しました。
部屋からの眺め。見えているのは内風呂の建物で、男女それぞれに露天風呂が付いてます。


宿を出る頃には雪から雨に変わってました。
松本まで帰るには、奥飛騨温泉郷・平湯温泉を経由して安房トンネルを抜けるのですが、上高地からの道路と合流した途端、雨が雪に変わって道路にも積雪が!やはりレンタカーにしたのは正解でした。
普通タイヤでは往生したことでしょう。
スタッドレスの威力はどれくらいかと、念のために雪の上でガツ~ンとブレーキを踏んでみたのですが、
スタッドレスと言えどもあっさりとスリップしてしまいましたね。
カーブでは結構グリップするものの、ブレーキングは慎重に行った方が良さそうです。

新型フィットを運転してみて感じたこと。
Aピラーが結構太く、ワイパーの拭き残しもありますので、右前方の視界が極端に悪く、右カーブでは特に気を使いました。運転姿勢のまま右前方を見ただけでは不安で、体を動かして確認する必要がありました。

blog12.3.23fitmeter.jpgずっとECOモードで走って消費した燃料は9.2リッター。
リッター当たりの燃費は15キロを僅かに切るぐらいになりますが、思ったほど伸びませんでしたね。
一般道と山道ばかり。それにスタッドレス・タイヤと悪条件が重なったからでしょうか?


blog12.3.23azusa.jpg車の返却は13時まで。
10時に宿を出ましたので、1時間以上も早く松本駅に着いてしまいました。
電車の時刻も13時でしたので、雨の中どこで時間をつぶしますか・・・・・
そこでハッと思いついたのが、1本早い電車に乗れないかと言う事。
レンタカー事務所で確認しますと、10分後に出る特急があるではありませんか!
みどりの窓口で変更の手続きをして、ホームへと急ぎます。
ただし、待っていたのはスーパーではなく普通のあずさ。途中の停車駅も結構多かった。
しかしですね~、座席周りはこちらの方が広いように感じましたよ。




先日テレビで 『雑学チャンピオン』 と言う番組をやってましたが、その中で

飛行機が着陸する時、わざとドス~ンと着陸させる場合があるが、その理由は?との問題が出てました。

そして、その答えが

雨の滑走路で飛行機がスリップしないよう、わざとドス~ンと着陸させる。だったのですが、

こんな戯言にだまされてはいけません。わざわざドス~ンと激しく着陸させるパイロットなど、どこを探しても居ませんよ。そんな事をしなくても、スリップなどはいたしません。
近頃の滑走路にはグルービングが施されていますので、水膜が出来ないのです。このグリービング、
東北自動車道で経験できます。道路が雨で光っていませんので、すぐに分かります。
多分、酒の席などで、「この前の着陸はひどかった」 との話が出た時、「わざとやっているんだよ」 と冗談半分で言ったことが、何処かのテレビ屋さんの耳にでも入って出て来た与太話でしょうよ。
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redtailcat

とてもいいお宿ですね。
私も単身赴任となって1年、その間、長男の卒業、就職やら、いろいろと
家庭内の多忙な時期に、妻に任せきりですので、
たまにはこういう宿で夫婦水入らずと洒落込みたいところですが・・・。
ところで、天候によってはわざと強めに接地させる、というお話、
私もいろんな所で聞いたり、読んだりした記憶があります。
そうですか、あれはデマだったのですね・・・。
ずっと信じてました。
もっとも記憶に新しいところでは、映画「HappyFlight」でも、
似たようなエピソードがあったと記憶しています。
これからも折に触れ、貴重なお話を伺えればと思います。
by redtailcat (2012-03-24 17:05) 

FD

歳をとって妻の世話になるかもしれない年代になりますと、少しはサービスを
しておかないと。との思いが強くなってくるのです。
親孝行をしようと思った時には親はなし。
妻孝行をしようと思った時には見捨てられ。

どの業界にも、もっともらしい話と言うものがありますよね。
門外漢の素人が、「成る程!」 と納得するような与太話が。
我が業界でも、わざと強めに接地させる話とか、パイロット同士は同じ
食事を摂らないとか。と言った。
話としては面白いのですが、これらは全てが大嘘なのです。

by FD (2012-03-24 17:27) 

おん

スーパーあずさは振り子車両なので尻すぼみに設計していますから、客室内も狭いですね。横風でクラブ機動を取っている時もドカーンとはいきませんか?
by おん (2012-03-24 21:58) 

うえいぱうわ

飛行機が着陸する時,ドスンって落とすのは腕の良い
パイロットだよね?とかよく聞かれますが、その度に
それは違いますよと説明するのが大変です(笑)
なんでこんな話が広まったのやら。
電車とレンタカーの組み合わせは、いろいろ便利
そうですね。
by うえいぱうわ (2012-03-24 23:54) 

FD

スーパーあずさは振り子電車でしたか!
話には聞いていたのですが、乗るのは初めてのことかもしれません。
立って歩くとき難儀したのは、振り子のせい?


着陸は、はっきり言いまして水物。
パイロットの腕とはあまり関係ないと私は思っています。
何度も書いていることなのですが、着陸を体操競技に例えますと、
最後の着地。
ここだけが上手く行っても途中の演技がハチャメチャでは良い評価は
得られません。
ただ、乗客の方に違いが分かるのは着陸の時だけでしょうから、
ここだけで評価されるのは致し方ないことかもしれませんが。

レール&レンタカー。殆どの営業所が駅近くにあるでしょうから
その点から言っても便利ですよね。

by FD (2012-03-25 08:57) 

カイホ

日本秘湯を守る会
「野の花山荘」、早速チェックいたしました。大パノラマの露天風呂
とても気持ちよさそうですね。

いつも思っていたのですが、風呂場でカメラ撮影していて大丈夫
なのでしょうか。つかまらないようにご注意くださいね。

航空関係のお話しは真骨頂!これからの展開が楽しみです。

食事の話しはA・ヘイリーの小説が一人歩きしてしまったと記憶して
いるのですが・・・。
by カイホ (2012-03-25 09:51) 

流星ワゴン

FDさん、こんにちは。

雨の日の着陸のお話。非常に恥ずかしながら、その戯言にだまされていた一人でした…(苦笑 

いくら飛行機が好きでも、情報源が本やネットや映画だと、どうしうても現実とは差異が生じてしまうのですね。実際に機長として飛ばれていたFDさんのお話はとても面白く、勉強になります。

今回の記事を読めて良かったです!



by 流星ワゴン (2012-03-25 11:40) 

NO NAME

>パイロット同士は同じ食事を摂らないとか

JALの機長さんが書いた本で、
機内食はコパイとは必ず別に(一方が魚なら、他方は肉といった具合に)
する(食中毒のリスクを減らすため)という記述があったのですが、
航空会社によっても違うのでしょうか?
by NO NAME (2012-03-25 13:19) 

星好夜

FDさん、こんにちは。

>パイロット同士は同じ食事を摂らないとか

ですが、私もそうなんですかと思ってしまいます。
「機長席からのメッセージ PART2」 加藤常夫・上田恒夫著(どちらもJALの機長経験者)

「運行乗員には、食中毒への配慮から、三人別々の食事が用意される。ビーフステーキ、とり肉料理、魚料理が一般的。」(P.173)と記述があります。

真相はいかに?

by 星好夜 (2012-03-25 14:40) 

皮算用

この所、年度末納品の技術資料作成でボロボロになっていました。

以前からの計画が予定通りに進み何よりです。
特にレール&レンタの組み合わせが功を奏した様ですね。
以前のブログ記事の「3月に積雪をおそれてレール&レンタ」に、
「なぜ関東の3月に雪の心配を?」と思いましたが、穂高方面に行かれたの
ですね。確かに雪への配慮は必要そうです。
札幌は今も、ぼた雪が降っています。この時期の雪は凍って滑ることはあっても
埋まることは無いので心配は有りませんが。

さて「ガツンと着陸」、以前紅組さんの技術キャンペーンについて
読んだ記憶が有るのですが、
 ・ 着陸時の過度なフレアは、オーバーラン等のリスク有り
 ・ 安全運航の観点からは、ガツンと着陸の方がリスクが無い分ベター
 ・ 数年後に、「ガツンと着陸」は機体を痛めるので、適度にソオッと
   着陸しましょうよ
と。
他社の話なのでコメントしづらいでしょうが、強い横風や、突風等で
もくろみ通りのフレアをかけられない場合の「程度問題」・・・という
ニュアンスなのでしょうか。

振り子電車、新幹線の無い北海道には沢山走っています。
正確には、振り子気動車ですが。
振り子電車はカーブでの減速が少ない分、相対的に高速なので、
一般の電車では気にならないレールのブレが、結構伝わってきます。
乗り心地という観点からは、「振り子」じゃない方が良いかもしれません。
by 皮算用 (2012-03-25 15:56) 

おん

ちなみに振り子を動作さそるのは山を縫って走る八王子以西です。振り子電車の出始めのころは、勢いのままに車体を振っていたので車掌がホームで戻したとか…今は制御装置が付いてそんなことはなくなりましたが、初めてスーパーあずさに乗った時は緊張しました。
by おん (2012-03-26 00:50) 

FD

野の花山荘。お勧めですので、機会がありましたら是非行ってみて下さい。
風呂の写真の件ですが、他人様が誰も居ない時に撮っておりますので、
特に問題は無いと考えております。

食事の件は昔の小説の影響でしたか?
衛生状態が悪かった時代ならともかく、特に衛生面に気を遣って調理されて
いるであろう乗員食。「同じ物は食べない」 と言うよりも、
「厳密な衛生管理の下、調理されている」 とアピールすべきでしょうね。
同じ調理場で作られたのであれば、別の食事を摂っても無意味な場合も
あるでしょうから。


食事の件といい、小説はおもしろおかしく書いて、売り上げを伸ばす
必要があるでしょうから、必ずしも事実と一致しない場合もあるでしょう。
「同じ食事は摂らない」 「わざと激しく着陸させる」 など、
使い古された小説ネタです。


国内線でも食事(弁当)が出る場合があるのですが、キャプテンとコーパイは
フライト前、常に一緒に行動している訳ではありませんので、相手がどの
種類の弁当を食べたかは分かりません。
「君なにを食べた?」 と聞いた事はありませんし、聞かれたこともありません。
「いや、俺は常にコーパイが何を食べたか把握していて、必ず別のものを
食べるようにしていた」 と仰る方がいらっしゃるのなら別ですが。
そんなことに気を遣うより、衛生面に気を付けた方がよっぽど賢いと言えます。


「過度なフレアーは、オーバーラン等のリスクがある」
これについては私も同感です。
特にコーパイはスムースな着陸にこだわるあまり、この傾向が
ありますからね。
ドカ~ンではなく、ドスンぐらいがよろしいかと。


振り子電車。「スーパーあずさ」 と普通の 「あずさ」
八王子と松本間の所要時間の差は15分とないようですので、
停車駅の差を考えますと、振り子の効果はそれほど無いと思えるの
ですが。

by FD (2012-03-26 11:25) 

皮算用

コントロールされたドスン着陸って、高度な技術では?
私の場合、ゲームシミュレータで、機体破損のリアリティを最大にすると、
フレアが過度になるか、バルーニングor脚折れ墜落になるか・・・
この話、「上手なパイロットはドスン着陸」に戻ってしまいますが。。。

スーパーあずさの15分縮減、以前FD様がコメントされていたと思いますが
国内線でB44が双発機を抜くのと同じぐらい、努力と工夫の成果では(笑)
札幌~函館間に「スーパー」北斗が投入された際は、圧倒的な早さでしたが、
停車駅を増やしたり、ダイヤの都合で単線区間の交互運転調整が生じたり。
函館日帰りのための早朝便は速いのですが、昼間の「スーパー」は
さほど早い印象がありません。早い事が「スーパー」だったはずが、
「スーパー」という名称がブランドとして一人歩きしてしまうのでしょうね。

それにしても露天風呂、気持ちが良さそうです。
雪が残っているということは、適度な「ひんやり」でしょうね。
by 皮算用 (2012-03-26 12:56) 

FD

確かに 「5分縮めたのがどうした?」 などと言ってしまえば、技術の進歩は
ありませんよね。

今の特急はよく止まります。
昔は準急しか止まらなかった駅に立派な特急が止まるようになりました。
準急なんて、知らない人が多いかな?


by FD (2012-03-26 17:31) 

皮算用

特急の停車は、鉄道事業上の営業施策か、近隣不動産業界とのしがらみか。

北海道には有料特急と無料快速しかないので、
不慣れな路線で「特急」「急行」「準急?」という文字を見ると、
乗って良いのか、別料金が必要なのかと、ドキドキしてしまいます。
昨今は携帯電話の乗り換え案内が充実し、土地勘の無い人間でも
スマートに電車を選べるようになりました。
by 皮算用 (2012-03-26 19:36) 

カイホ

お役にたてばと思いコメントします。

「ホテル」などの小説で有名なアーサー・ヘイリーは60年近く前に「フライト イントウ デンジャー」(邦題名:08滑走路)という作品をのこしています。

クルーと乗客が食中毒で倒れ、乗り合わせたパイロットでない元軍人が大型機を無事着陸させる・・・ といったストーリーです。

ヘイリー自身は英空軍のパイロットでしたが戦後はセールスマンや脚本家等を経て作家となり、有名作品を残しています。

この作品が色々な場面で大げさに取り上げられ現在の神話が誠しやかに流布されるようになったようです。

Jナンスや柳田邦男、Aヘイリーの航空作品は沢山保有していたのでが、引越しの度に処分してしまい、現在再入手しようとしても入手困難な状況です。

地方空港のステイ先のホテルで、機長とコーパイが同じ晩御飯を食べ、翌朝、同乗予定でショウアップ前、ホテルで2人朝御飯を食べておられる場面には何度も遭遇しています。

自宅近くのホテルにはパイロットとCAが仲良くワゴンタクシーでチェックインしていますよ。なので「CAとパイロットは同じホテルには宿泊しない」といった神話、これもウソですね・・・。







彼自身は元英軍パイロットで
by カイホ (2012-03-26 19:54) 

皮算用

私も旅行先で、パイロットさんとCAさんのチェックインを見たことがあります。
夜10時頃だったので、「翌朝は遅いのかな?、フライトは同じなのかな?」と
睡眠時間の心配をしました。
by 皮算用 (2012-03-26 20:29) 

FD

パイロットが何かの原因で倒れてしまい、乗り合わせた素人?が飛行機を
無事に着陸させる。
航空パニック物の定番ですが、実際には無理だと思います。

「CAとパイロットは同じホテルに宿泊しない」 は嘘ですが、
「CAとパイロットは同じ部屋には宿泊しない」 は本当です (笑)
ステイ先によって同じホテルの時もありますし、違う場合もあります。
ホテルが少ない街では、ある程度以上のホテルとなりますと、そんなに多くは
ありませんので。
後は、組合の力でしょうか。
乗員組合は、快適に休養が取れるようレベルの高いホテルを要求しますが、
地上組合に所属しているCAは、組合内でも虐げられていますので、
安っぽいホテルに泊まらされたりするのです。
「CAのホテルの方がいいじゃないか!」 と言う場合も、ままありますが。


ステイ先での休養時間は組合との協定で決まっていますので-確か最低でも
12時間-最終便で着いて、次の日の始発便で飛ぶことは出来ません。
最終便で着いたら、次の日は昼過ぎの便。昼過ぎの便で着いたら、
次の日の始発便で飛ぶことになります。
と言う事は、最低でも2クルーが宿泊していることになります。
ただ、例の羽田沖事故の時のクルーは、最終便で福岡に着いて、次の日は
結構早い便で羽田へ帰っていたようなので、会社によって協定が少々
違うのでしょう。

by FD (2012-03-27 09:03) 

皮算用

「CAとパイロットは同じ部屋には宿泊しない」 は本当です (笑)
 ・
 ・ 
 ・ 
「私も旅行先で、パイロットさんとCAさんのチェックインを見たことがあります」
・・・私も誤解を招く切り出しだと感じていました(笑)
by 皮算用 (2012-03-27 12:29) 

カイホ

皆さん!ワゴンタクシーですからね!ご期待を裏切るようですが、2人きりではありませんよ・・・!

「・・・・・は同じ部屋には宿泊しない」は本当です(笑)

いつものキャプテンの 「落とし」 うまいです。 流石です。 大先輩に対し上からで誠に恐縮ですが、座布団・・・です。

ところで2000GTやS600や911やゴルフ?等、マイカーのお話し、インプレッション等、お時間のある時、是非是非お聞かせください。
お願いします。



by カイホ (2012-03-27 18:20) 

FD

国内線の場合、パイロットは普通のタクシーで、CAはワゴン・タクシーで
ホテルまで行く場合が多いようです。
国際線では、同じホテルですと大型バスで一緒に、別のホテルですと、
途中まで一緒か別々の車で行くことになります。


車のことで誤解されたのなら、失礼いたしました。
「乗ったことがある」 と言うのは、所有したという意味ではありません。
2000GTは近所をちょっと転がしただけですし、S600は私が二十歳の頃
池袋にありましたホンダのショールームでレンタカーを借り、箱根へ日帰りで
ドライブしただけです。
911は74と88カレラを所有したことがあります。
あとは、3代ぐらい前のゴルフと並行輸入の500SL(4人乗り)です。
ドイツ車と言えども、国産車のようにトラブル・フリーとはいきませんでしたが。
9年乗ったステップ・ワゴン、6年のヴィッツは全く故障しません。
ロードスターはまだ2年ですので、評価するのは早いかもしれません。

by FD (2012-03-28 11:11) 

皮算用

「パイロットとCAが仲良く」には気付きましたが「ワゴンタクシー」は
見落としました。
【告白】私はだだ今、ウソの記述をしました。両方の情報に気付きました。
ただ、最小の活字で情報をまとめると、斜め読みする際に誤解しやすいナと。

国産車、どの様な外観やキャラクターでも、「キーを捻ればいつでも動く」が
魅力ですよね。
by 皮算用 (2012-03-28 12:33) 

カイホ

ご返信有難うございました。

実は愛車「トヨタイスト1.5L」が11年目を迎え、そろそろ買い換えようかと考えております。VWゴルフか新型ハチロクか中古アウディTT等が希望なのですが、ドイツ車の故障の程度が今ひとつわからないのです。

電気系統が弱く首都高速でストップしただの、走行中にフロントガラスがはずれた といった?なドイツ車オーナーさん達の感想が気になっております。

車を買うときはいつも強行突破です。女房からは、車にお金つかわないでね!と釘をさされておりますが、飲み・打つ・買う は全くしない自分です。

車など、全くもって 健全で安い趣味 だと思うのですが・・・。
by カイホ (2012-03-28 20:54) 

FD

昔、YS-11やB727に乗っている時には、CAと同じ便で宿泊し
次の日も同じ便で仕事をしたものですが、-400になってからは
全くの別行動でしたね。
CAとパイロットがあまり仲良くならないよう配慮しているとの噂も
あったようですが。


私の独断と偏見を言わせて頂ければ、VWゴルフなど買う意味など無いと
思います。国産車を買った方がよっぽどいいと思います。
ゴルフのヘッドライト周りのデザインは好きなのですが。

外車はドイツ車しか乗っていませんが、
911はエンジンが壊れましたし、ベンツは直進中にトラクション・コントロールが
働いてしまい、嫌がらせと勘違いした後続車からホーンを鳴らされました。
暑い日にはエンジンが全く吹けない時もありましたし。
私の知り合いのアウディはパドル・シフトがすぐに故障したそうです。
と言う訳で、私は国産車以外を買う気はありません。
整備に出して、料金の心配をする必要もありませんからね。

by FD (2012-03-28 22:36) 

TYA

今日は強風の影響でタッチアンドゴーするのが見えました。(@福岡空港)こんな日は地上も機上も皆さん大変だと思います。

食事の件で思い出しましたが、SQパイロットの方達は福岡では某ホテルのクラブラウンジで朝食など同じ物を食されておりますので、機内の食事が違っても宿泊先で同じ衛生状態の食事を食べれば同じかと…?

私も車に関してはFD様と全く同じ意見です。新車で故障なんて周りでよく聞く話ですから。

海外他社に関してはSTAY先は殆ど同じみたいですね。コーポレートの関係でいちいち分けてられないって感じでしょうか?
大阪のホテルですれ違い様にUAのおばちゃん達に頭から足の先まで睨まれたの思い出しました。
by TYA (2012-04-03 16:11) 

風来閑人

FDキャプテン、こんにちは
初めてコメントを書き込みます。
3年位前から拝見しています。飛行機のこと、バイクのこと等、私の興味のある内容ですので楽しませていただいております。

ところで、本日は山の名前に誤りを見つけましたので、コメントしました。
クローズアップで写っている目立つ山の名前は、甲斐駒ケ岳という山です。
今は雪で白くなっていますが、この山は花崗岩でできておりますので夏でも白く、甲府盆地から小淵沢までの間、非常に目立ちます。昔、ある山関係の雑誌で”山の団十郎”と呼んでいました。また、この山は麓から急激に立ち上がっており、頂上に立つとすぐ近くの下界が離陸直後の飛行機の窓から見る景色の様です。
by 風来閑人 (2012-04-07 16:57) 

FD

フライトに影響する悪天候には色々あるのですが、やはり一番難しいのが
横風でなおかつ強風の時だと思います。
霧などで視界が悪い時は、決められた高度まで降下して滑走路が見えな
ければ進入復航すれば済む話ですが、強風の場合は、明らかに制限値を
超えている場合は別として、そのまま着陸するかゴーアラウンドするかの
判断が難しいのです。


山の名前の誤りの件、ご指摘ありがとうございました。
さっそく修正させて頂きました。

by FD (2012-04-07 22:30) 

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