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ブルーライト・ヨコハマ [散策・イベント]

行こう行こうと思いながら、行きそびれていた、『籾山(もみやま)船舶模型製作所の世界』
大桟橋近くの日本郵船歴史博物館で4月1日まで行われていたのですが、最終日になってやっと行くことが出来たのでした。

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模型と言えばやはり船舶模型でしょうか?飛行機の造りはあっさりし過ぎていて、船舶模型ほどの感動はないように思われますので。

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ああああaaa日本郵船歴史博物館のホーム・ページより。鎌倉丸 1/48スケール・モデル。

ただ、この籾山船舶模型製作所。惜しいことには、「職人たちの高齢化に加え、作業の効率化、コストダウンが図られる時代の流れの中で、1993(平成5)年にその歴史に幕を下ろした」 との事でした。

ここまで来たのなら、大桟橋まで行かない手はありません。
なにしろ、飛鳥 Ⅱ(5万トン)・にっぽん丸(2万2千トン)・シー・プリンセス(7万7千トン)の三役そろい踏みを観ることができるのですから。

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左 飛鳥 Ⅱ、右 シー・プリンセス。手前の小さな船(失礼)は ロイヤル・ウイング 2,900トン

blog12.4.1ohsanbashi2.jpgお陰で大桟橋の入口は車で大混雑。

こんな時には電車で来るに限るのです。







大桟橋の入港情報によりますと、

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飛鳥 Ⅱ : 世界一周クルーズの途中。

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シー・プリンセス : 横浜初入港で大阪→サイパンへの途中との事。

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にっぽん丸 : 小笠原クルーズ。
ただ可哀想なことに、大桟橋が満杯で対岸の貨物岸壁へと追いやられていたのでした。
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以前見た時には白一色だったのですが、外観が一新されたようですね。

タイタニクる?




横浜マリンタワーもリニューアルされました。



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blog12.4.1seaprincess2.jpgしかしね~、何だいこのショボイ煙突は!まるで町工場の煙突みたいじゃないか。
現在では大型船と言えどもディーゼル・エンジン(電気推進らしい)ですので、煙突と言うよりも排気管と言った方がピッタリなのかもしれませんが、普通はカバーで覆って煙突らしく見せるものですが。
野外劇場では、何やら映画を上映していましたよ。


更に、大桟橋まで来たのなら、このレストランは逃せません。

blog12.4.1asuka.jpgレストランへの通路から見た飛鳥 Ⅱ


blog12.4.1subzero.jpg蒼い光を基調とした大桟橋の先端にあるレストラン。
♪♪ ブルーライト・ヨコハマ ♪♪ のメロディーが聞こえてきそうです。
左に見えているのが、飛鳥 Ⅱのシッポなのですが、予約する時に言われました。「お席はご用意できますが、飛鳥 Ⅱが停泊していますので、眺望は望めません」 と。

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宴は終わりました。電車に乗って帰るとしますか。

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おまけ

船と云えば…船乗りの方のサイトも「航海士便り」↓どうぞ。
http://homepage2.nifty.com/go_tokyo/index.htm
注意:サイト内「フィリピン人日記」最下部の注意書きを必ずお読みください。(笑)
by おまけ (2012-04-02 18:14) 

銀行屋

いつも楽しく拝見しております。
お写真のレストランはサブゼロでしょうか。私もクリスマスなどイベント時には妻と何度か利用しました。夕暮れ時から夜にかけて、みなとみらいを一望する風景はまさに絶景。お写真を拝見して、また、行きたくなりました(笑)
by 銀行屋 (2012-04-02 22:43) 

皮算用

その昔、小樽港に空母が来ました。
それまで見たことのある船は、1.5万トン級のフェリーが上限。
丘から見下ろした空母は、7万トン級で圧倒的な大きさ・・・というより、
スケールの異なる船舶模型をジオラマに並べたような違和感を感じました。
5万トンや7.7万トンの船は、さぞ大きいのでしょうね。

先日の帰路で乗ったポケモンジャンボ、FD様のリタイヤでB44も運航終了かなと
根拠もなく感じていたのですが、B44って、まだ沢山飛んでいるのですね。
降下開始の後は、着陸寸前まで推力変化音もなく、
スピードブレーキも一度も立たず。
FD様が推奨していた省エネ降下は、パイロットの努力か、タワーの理解か。
自分のゲームシミュレータの力量と比較するのも失礼かと存じますが、
高度と速度の管理、ビックリしました。
by 皮算用 (2012-04-03 12:37) 

FD

航海士便り。拝見しました。
まだ全部は読んでいませんが、興味ある内容でした。


はい。仰る通りのレストランです。
今回が二回目になりますが、機会がある毎に行ってみたいと思っております。
太陽が沈んで下界は薄暗くなっているのに、空には明るさが残っている。
写真の世界ではマジック・アワーと言うそうですが、この黄昏時が一番
趣があり、好きな瞬間です。


-400は燃費が悪いと言われ、嫌われ者となっているようですが、
満席になれば、最新鋭機と比べても、それほど遜色ないと考えています。
繁忙期には営業サイドからのラブ・コールも多いと聞いております。

今日の羽田と成田。15時過ぎの天候は、

羽田 17052G64KT 3000 SHRA FEW013 BKN018 BKN025 15/13 Q0987 RMK 1ST013 5CU018 6CU025 A2917 P/FR

成田 17031G53KT 6000 -SHRA FEW010 BKN015 BKN030 15/13 Q0989 WS R16R RMK 1CU010 5CU015 7CU030 A2922 P/FR

となっていました。
南西の風になるのかと思っていたのですが、殆ど真南からの風でしたので、
羽田の場合、22/23への着陸は横風オーバーで無理だったでしょう。
22での横風成分を計算しますと、約44ノットとなり、制限値25ノット
(ウェット・グルーブあり)を遙かに超えていました。
VOR A Rwy16L は視程が3,200m(CAT D)必要ですので、
これも無理ですね。

by FD (2012-04-03 22:37) 

皮算用

経理屋の論理は、黒字の最大化じゃなくて、赤字の最小化なんですよね。
この結果B44は、ピーク時の黒字より、閑散時の赤字が目に付くため
後者の論理が優先し「魔女狩り」の対象になってしまうのでしょうね。
これに対し営業さんは「売ってナンボ」ですから前者の思考が優先する・・・。
紅組さんは経理屋の論理が卓越するのか、機材の小型化の印象が強いですね。
閑散期の客数に合わせた施設規模で運用する観光地なんて、
自然と客が離れていくような気がしますが。

羽田の運休、この様なメカニズムだったのですね。
恥ずかしながら初めて知りました。
昨今のヒコーキは静かなので、都内を抜けて16に真っ直ぐ下ろさせれば・・・と
シロートは考えます。羽田は経済規模が大きいので、事務屋が考える
「機会損失や経済波及効果」的にもコンセンサスを得られやすいと思いますし。
海外の空港でも、都市上空の飛行制限等から決定する「運航上の不利益」って
結構あるのでしょうか。
by 皮算用 (2012-04-04 12:28) 

カイホ


いしだ あゆみ さん
♭街の灯りがとてもきれいね よこはま・・・♭

ブルー ライト ヨコハマ がすんなり理解できるのは
我々50代以上ですね!
by カイホ (2012-04-04 21:44) 

FD

営利企業と公共交通機関としての使命。
経営者としても、バランスを取るのが難しいでしょう。
公共交通機関としての使命?からか、不採算路線を増やして経営を
危うくした企業もありましたし。

16への直線進入を設定することは、技術的には可能かもしれませんが、
それを有効に活用できる頻度。地元の了解の取り付け。等々を考えますと、
踏み切れないというのが実情でしょう。

記憶にあるところでは、ニューヨーク・ケネディ空港で直線進入が出来ない
滑走路がありました。確か、13Lだったでしょうか。


先日のクイズ番組。出場者は40代ばかりの4人。
札幌オリンピックのテーマ・ソング 「虹と雪のバラード」 を歌っているDuoを
誰も答えられませんでした。
♪♪ ブル-ライト・ヨコハマ ♪♪ 由紀さおりが、アルバム 「1969」 で
カバーしてますので、またヒットすかもしれません。

by FD (2012-04-04 22:12) 

皮算用

16への直線進入、わかりませんよ~っ。このブログ、結構業界人もご覧に
なっている様ですし。
航空局にしてみれば、CAT3のグレード上げのような設備投資も不要ですし、
「知恵と工夫で欠航率を下げる」というのは、国交省ウケしそうですよね。
羽田の事実上クローズは、ニュースのトップを飾る重大事件なので、
これを減らすのは社会的に意味のあることだと思います。
実際の都内の上空通過は、年あたり2~3回程度でしょうし。

虹と雪のバラード、40代後半じゃないとキビシイですよね。
丁度、子どもの頃の唄が、記憶に残るか否かの境目の世代ですし。
まして冬のオリンピック、雪の積もらない地区の子どもには、
一層興味の無い事柄かもしれません。
ブルーライトヨコハマ、幼心に、横浜ってどの様なところかな? と
思ったモノです。本牧育ちの同僚は、あの頃の横浜は、
「米軍基地の撤退跡が残る、単なる田舎だ」と言っておりました。ホントかな?
by 皮算用 (2012-04-05 17:56) 

カイホ

昔の話しで恐縮です。

トワエ・モア
ジャネット・リンの テール ヒット
笠谷さん達の 日の丸飛行隊
といってもわかりませんね!

最近の由紀さん
世界的に大ヒットだそうですね。
by カイホ (2012-04-05 20:47) 

皮算用

やっとJFKの13L、地図で確認しました。
13Lの直線進入路の近傍には、ラガーディアがあるのですね。
私でも知っている空港名ですから、相当のトラフィックがあるのでしょう。
これだけの規模の空港を隣接させるのは、強い計画力か、無計画なだけか?

確かに関空の24も、伊丹と神戸と八尾に囲まれるため、冗談のような
回り道をして着陸しますね。
羽田の34では木更津の真上を抜けるだけに、この種の進入が常識だと
思っていました。

まだ景気が良かった頃の話ですが、千歳・成田便は早々に満席なった記憶があります。
いざヒコーキに乗ると席はガラガラ。機体はSRかB742あたりだと思います。
以前、FD様の予備燃料に関するコメントで
「744は国内線程度なら予備燃料も積み放題(笑)」に類するコメントが
あったように記憶しています。
B747クラスの国内運航で、貨物が重いため旅客を制限するようなケースって、
結構あったのでしょうか。

由紀さおりは、今回のチャンスを生かして「(J-POPではなく)歌謡曲の時代」を
再来させたいと言っていましたね。
我々が手伝えることは、この種の特集番組をマメに見て視聴率アップに貢献する、
CDを買ったり、借りたりする・・・程度でしょうか(笑)
by 皮算用 (2012-04-06 15:16) 

FD

16L/Rしか離着陸に使えないとなると、いまのトラフィック量ではさばききれなくなってしまいます。
やるとすれば、設備投資が必要なILSではなくて、RNAVアプローチでしょう。


札幌オリンピックの頃は飛行訓練に励んでいたと思いますが、日の丸飛行隊
に興奮しました。
しかし、90m級の突風が憎らしい。


関空のILS 24は、FMSを持たない在来機には地獄でした。
B747クラスでは重量制限を受けることはまずありませんが、制限すると
すれば旅客ではなくて貨物でしょうか。
千歳が大雪でクローズになっていた時、「再開したらすぐに飛べるように
燃料を8万ポンドばかり積んどけ」 と言ったことがあったのですが、
「東京からの指示がないと積めない」 と断られました。

私はこのアルバムをダウン・ロードで購入しました。

by FD (2012-04-06 16:02) 

皮算用

そういえば今の羽田はRW3.5本程度の処理能力が必要でしたね。
16を2本ともフル活用しても、運航規制が必要でした(汗)

関空の24、シロート目には羽田の16や伊丹の14と同じに見えます。
視界の効かない中でILS24に寄せるまでが、難儀するのでしょうか。

「燃料を8万ポンド」・・・スミマセン。この板の多くの読者諸兄にとって
面白い話なのでしょうが、ピンときませんでした。
いろいろ調べたのですが、下記の理解であっていますか?
 ・ 744は満タンで40万ポンド程度なので8万ポンドは満タンの1/5に相当
 ・ 744の航続距離が1.3万km程度なので、燃料1/5は航続距離2500kmに相当
 ・ これだけあれば、千歳に向かい、雲が切れるまで上空旋回し、
   ダメだったら、羽田に戻ることが可能
あれ? 千歳が視界不良の際によくある「羽田に戻る条件付き運航」と
同じ話になってしまいました???

ところで積載燃料の量って、会社サイドが口出しできるのでしょうか。

根拠のない「印象話」ですが、歌手活動の長い松田聖子をYoutubeを見ていると
コンサートの曲目選定に際しYoutubeのアクセス件数を参考にするなかな?
と感じることがあります。
この種の活動も、歌謡曲復権に貢献するかもしれませんね。
by 皮算用 (2012-04-07 11:57) 

FD

先日のように全国的な悪天候の場合、羽田以外の空港でも欠航便が
相次ぐでしょうから、16L/R2本だけでも十分間に合うかもしれません。

FMS装備機では、予め入力しておいたコース通りにRNAVで飛ぶことが
出来ますが、非装備機ではコースを形成している航法無線施設を次々と
チューニングしてやる必要があります。視界はあまり関係しません。

スタビライザー・タンク非装備の場合は(-400D)満タンで38万ポンド
になります。

その時私が居たのは千歳でして、大雪で滑走路が閉鎖されていたのです。
飛行機に燃料さえ積んでおけば、滑走路の除雪が終わる頃を見計らって、
機体の除雪と乗客の搭乗を終わらせれば、すぐに離陸する事ができます。
しかし燃料を積んでいませんと、燃料搭載車の数の問題などもあり、
素早く対応することが出来ません。
そこで 「今のうちに8万ポンド積んでおけ」 と要求したのですが、ドタバタ
するばかりで全く対応してくれませんでした。
その結果、勤務時間切れでフライトをキャンセルする羽目になってしまったのでした。

先日のような悪天候や大雪で、欠航となった便数が報道されていますが、
常に何処かの会社の欠航便が多くなっていると感じるのは私だけでしょうか?
臨機応変に対応できるかどうかで、こんな結果になるのでしょう。

by FD (2012-04-07 16:25) 

皮算用

関空の着陸ルート。南下中に鳥取砂丘を上空から観光した後、
瀬戸内海に入り小豆島を見下ろし、機が東向きに旋回したら右手には、
吉野川の中央構造線を一望、更に鳴門の渦潮を上空から観光できます。
機が北に旋回したら、右手には、これから着陸する関空がよく見えます。
その後も神戸~大阪湾を上空観光しながら関空に向かってUターン。
地上を観光したら1泊2日でも回りきれないエリアを、10分そこそこで一回り
するのだから、確かにコクピットは大忙しでしょうね。

大雪による千歳のクローズ。夜半から急激に発達した雪雲の際、除雪が後手に回る
ケースと、降雪自体が激しく、AランとBランの交互運用がありますね。
FD様のケース、不本意な千歳連泊になったのでしょうか。それとも
DHで自宅に戻れたのでしょうか。
機体やパイロットの管理部門は、翌日以降の配置にも気を配る必要があるため、
コクピット以上に気を揉んでいたことでしょう。

天候不順に伴う欠航便、LCCの補償体制が社会問題になっているようですね。
新聞やネットで、「得失を十分理解する様に」と。
by 皮算用 (2012-04-08 14:06) 

FD

関空の24 ILS、コースだけではなく高度も階段状に降ろしていく必要が
ありますので、在来機ではかなりのオーバー・ワークとなってしまいます。

千歳の大雪と管理部門の対応と言えば、こんな事もありました。
かなり昔の話で、在来型のB4に乗務しておりまして、千歳も旧ターミナル
時代のことです。
前日の最終便でステイとなり、次の日は午後からのフライトだったのですが、
当日は関東地方が大雪で、ホテルを出て空港に着いてみますと、案の定
羽田からの便が全く来ておらず、パイロットとCA12名は便の到着を何時間も
待つ事になってしまったのでした。

所が我々の他にも広島経由で羽田へ帰るB6があったのですが、
こちらはパイロットと飛行機は居るものの、CAが居なくて、聞いてみますと
我々が折り返しで乗務する予定の飛行機にDHで乗ってくるとのことでした。
しかしですね、便の到着をただ待つのではなく、何か上手い方法がありそうですよ?
そうなんです!12名のCAの内の6名を広島行きのB6に乗務させれば、
何も羽田からの便の到着を待たずとも、すぐに広島便を飛ばせるではありま
せんか。
そして、DHでやって来た6名と残っている6名を羽田便に乗務させれば
全てが上手く行くのです。
羽田の管理部門はその事に気付いていないようでしたので、「羽田へ電話
して教えてやれよ」 と言ったのですが、個人個人の能力次第で便の欠航や
遅れを減らすことが出来るのです。臨機応変に仕事してよね。

by FD (2012-04-08 22:58) 

皮算用

最近はやりの「柔らか頭」。この種のコトバが流行ること自体、思考が硬直化
している証拠ですね。
きっと管理部門の方々は、「低気圧」「台風」「季節外れの」という単語を
耳にしただけで、胃がキリキリ病むことでしょう。一種の職業病ですね(笑)
by 皮算用 (2012-04-09 12:33) 

FD

今の若い人は指示された通りの仕事は出来るが、応用力が無いなどと
言われていますが、実際はどうなのでしょう?

全国的に悪天候の時、運航管理部門の苦労は理解できるのですが、
同時に、個々の能力を発揮できるチャンスでもあるはずです。

by FD (2012-04-10 11:52) 

皮算用

私の勤める業界では、バブル期には未来志向の技術開発や教育投資・挑戦的投資が
盛んでしたが、昨今は確実な利益を優先し、バブル期のノウハウで細々と過ごす
・・・と言った感が強いです。この様な業界の思考回路のもと、挑戦を否定され、
その一方で応用力を求められる。。。今の若い世代は、本当に大変だと思います。
団塊の世代は、貧しい時代を経験していますし。
自分たちの世代は・・・老後に日本がギリシャ状態になったらどうしましょう(涙)

運航管理部門。その先を想像してしまいました(笑)。
ビールのCMではありませんが、「皆で知恵を使って難題を乗り切る」そして
この後歓楽街へ・・・というのは「想像に難くないサラリーマンモデル」ですが、
運航管理部門さんの場合、
 ・ 難題の根源が悪天候なので、担当者さんご自身も職務が終わったら
   早々に帰宅したい
 ・ 24時間の交代勤務(ですよね)のため、スパッと終わった感がない
 ・ 悪天候に伴う欠航対策なので、難題解決自体がスパッと終わらず
   徐々に徐々に平常運航に戻っていく
ため、大変な割に達成感が無いかもしれません。
きっと、当時の運航管理部門さんは千歳からの提案に対し、
 ・ 「その手があったか!」と、その後のノウハウにする
 ・ 現場からの指摘に、顔から火が出る思いをする
のどちらかだったと思いますよ。
by 皮算用 (2012-04-10 18:31) 

FD

今の日本の状況。守りのみに徹するようになってしまったのでしょうか?
ソニーが1万人規模のリストラをするとのことですが、その技術者が他国に
流れて、技術の流出が起きる悪夢の再現になりそうですね。

運航管理の臨機応変な対応によって、無事着陸できた事例も書いて
おきませんと不公平ですね。
その日の鹿児島空港は、強めの南風が吹いていたのですが、低い雲が
垂れ込めていて、Rwy 16へのサークリングは不可能な状況でした。

仕方なくRwy 34へのILSアプローチを行ったのですが、滑走路末端での
テイル・ウインド成分を、FMS・CDUで確認しますと、制限値である15ノット
を超えていました。
ゴー・アラウンドを行ってホールドに入ったのですが、鹿児島空港の担当者
から 「少し風が弱まってきましたので、再トライしてくれませんか」 との要請が
来たのでした。

しかし、再トライして再びゴー・アラウンドをしてしまいますと、代替空港である
福岡空港まで行く燃料が不足してしまいます。
予備燃料として、福岡空港上空に到達した時点で、45分間飛行できるだけの
燃料が残っている必要があるからなのです。

そこで再トライは無理であると伝えますと、この交信をモニターしていたので
しょう。羽田の運航管理が交信に割り込んできて、「熊本空港の天候が安定
していますので、熊本を代替として再トライしてもらえませんか」 と言ってきた
のでした。

そこで、熊本を新たな代替空港とした燃料プランをアップ・ロードしてもらい
ますと、確かに再トライが可能だったのです。
2回目のトライでは、テイル・ウインド成分も15ノット以内に収まっていて、
無事に着陸することが出来たのでした。

本当に個々の能力(やる気?)次第で状況は変わってくるのです。

by FD (2012-04-11 10:01) 

皮算用

このような比喩をすると、不愉快になる方もいらっしゃるかもしれませんが
ご容赦下さい。
「日本人がマネジメントして、ソニーの技術者を使って製品開発すると赤字になり
韓国人がマネジメントして、ソニーの元技術者を使って製品開発すると、世界市場
の席巻が可能・・・」
技術部門出身の方が社長になっておこなった判断ですから、この程度のことは
自問自答していると思いますが・・・。

鹿児島の話、「良い例も書かないと不公平」のレベルではなく、
大変かっこよい話ですね。ここの部分だけで映画のクライマックスになるぐらい。
羽田の運航管理さんは、FD機の着陸を確認してガッツポーズをした事でしょう。
もし鹿児島の担当者さんがお若い方だったら、その後の進路に影響したと
想像します。
本当に良い話ですね。
by 皮算用 (2012-04-11 19:23) 

FD

運航管理者にも、飛行機を送り出したら後は知らん。と言う人と、
目的地の天候が不安定な場合、常に気に掛けてモニターしている
人が居るのでしょう。

地上からの的確なサポートがあって、はじめて安全なフライトを行うことが
出来ると言う事になりますね。


by FD (2012-04-12 15:35) 

皮算用

今日は出張で函館泊です。夕食をラッキーピエロのエッグバーガーにしたら、
口の悪い同僚曰く「子供の味覚」と。

今朝のラジオで言っていましたが、青組さんのコーヒーがただに戻るとか。。。
機材の小型化で高級路線に走る訳でもなく、徹底したLCC路線に走る訳でもなく。
釈迦の修行と同様に「中道を行く」といった感じでしょうか。
ひょとしたら、以前FD様がコメントしてらっしゃった「コーヒー程度で
フライトの損益がひっくり返る訳でもなく」を、どなたかが読んでいらっしゃって
社内決済を乗り切ったらこの時期になったとか(笑)
by 皮算用 (2012-04-12 20:40) 

FD

函館ステイとは羨ましい!海の幸が豊富でしょう。

やはり無料に戻しましたか。
有料サービスに切り替えた時には、バカじゃないかと思いましたもの。
その経費節減効果の程は置いておくとしましても、LCCと言えば飲み物の
有料化というのが定着している中、LCCでもない大手航空会社が
飲み物有料では格好がつかないでしょう。

前にも書きましたように、すぐに元に戻したのでは承認した人間の
責任問題となりますので、続けざるを得なかった。
そしてやっと、アートコーヒーとの共同開発などと理由をつけて再開した
と言ったところでしょうか。

この、一度決めたら止められないには、ずいぶんと泣かされました。

by FD (2012-04-13 16:28) 

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