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B747 Turbulent Air Penetration SPD は本当に 290 kt で良いのか? [航空関係]

会社では B747(B747-400 を含む)が乱気流中で守るべき Turbulent Air Penetration SPD を 290 kt / Mach 0.84 と教育し飛行機運用規程にもその SPD を維持するための Target N1 が記載されています。
しかし図を見ますと 290 kt では低速側に余裕がなく、重量 80万Lbs では 1.4g 程度の Turbulence でも失速してしまう事が分かります。
6.gif
B747 のように運用重量の幅の大きい飛行機では SPD にも幅を持たせるべきで、飛行規程では 290 kt ~310 kt / Mach 0.82 ~0.85 と幅を持たせてありますが、当然のことです。

国際線の Heavy WT で揺れが予想される時、290 kt まで正直に減速する方もいらっしゃいますが、そこまでの減速は避けるべきです。
タービュランスの中を上昇中に Target にする最も適当な SPD は VNAV Climb 1 / 3 に記載されている MAX ANGLE SPD+25 kt の VY、 いわゆる最良上昇率速度だと考えます。
80万Lbs では 286+25=311 kt になります。


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