朝日新聞社説

７月８日付の朝日新聞。相変わらずのママゴト社説には呆れてしまうが、中国のこととなると、夢見る女学生のような心持ちになってしまうらしい。

その社説での主張を要約すると、
中国を敵対視する知事が率いる東京都ではなく、政府が購入することにより、これまで通りの安定した（中国が反発しないよう、無人のままで）管理を行うべき。

一方が事を起こせば（日本が港湾施設を造るなど）、他方は対抗処置を取らざるを得ない。

などと、中国の対抗処置を容認するがごとき態度を取り、最後に朝日が目指す最終的解決法らしきものを述べている。

日本政府は「日中間に領土問題は存在しない」という立場をとってきた。理屈はその通りとしても、それ一辺倒では問題の前進は難しいのも確かだ。
これを機に争いがあることを認め、双方が虚心坦懐（きょしんたんかい）に向き合うことを望む。

尖閣諸島における日本の領有権の主張を、浅卑新聞に言わせれば、ただの 「理屈」 と言う事になってしまうらしい。
更に、日本は尖閣諸島に領有権問題があることを認め、虚心坦懐で中国に向き合えとも言っている。
虚心坦懐に込められた意味は、尖閣諸島周辺の共同開発を提案しろ と言う事だろう。

そろそろ読者投稿欄 [声] に、「尖閣の共同開発を行うべき」 との投稿が載る頃だけどね。
朝日の意見としてではなく、読者の声として投稿欄に掲載し、世論の顔色をうかがうのを得意技としてますので。

コメント 4

日本では、国家が国や国民の利益を最優先に考えて行動することが間違いであるというような物言いが多いですよね。
中国の利益を最優先に考えれば浅卑新聞さんは大喜び。
何か間違っていますね。

尖閣諸島購入は第一歩。そこで何をしてくれるのか？楽しみです。
by トメ (2012-07-10 09:41) 

今の日本は友好第一、国益二の次のようですね。
外交にも友人同士のような信頼を築けると思っている。外交とは国同士の利益が
ぶつかる戦場でしょうに。

朝日に言わせれば、日本人は中国と韓国の顔色をうかがいながら、未来永劫
息を潜めるようにして生きていかなければならないと言う事らしい。

韓国・中央日報の政治部長もコラムの中で、「日本には外交的儀礼などを無視して
荒々しく出ても構わないと考える韓国人が多い」 と書いているそうです。

尖閣諸島購入後、まず行うべきは港湾施設の建設だと思いますが、中国が
どう出てくるか？政府と国民にも正念場となってくるでしょう。

by ＦＤ (2012-07-10 18:13) 

＞そろそろ読者投稿欄 [声] に、「尖閣の共同開発を行うべき」 との投稿が載る頃だけどね。

本日付で「両国で共同管理下」に置け、って投稿が載ってましたね。
「恒久的に『棚上げ』」せよ、という主張なんだけど、日本は実効支配を失うわけだから、これって「棚上げ」じゃなくて「譲歩」「敗北」でしょう。

日米安保条約の対象外となる共同管理は、短期間で崩壊するでしょう。
南西諸島を「第1列島線」と呼んで国防の生命線とする中国は、尖閣諸島を要塞化するから平和ももたらされない。

「独裁国家は国家間の約束事を守らない。」
「野心的国家に対する妥協は平和をもたらさない。」
これらは前大戦がもたらした貴重な教訓だったはずなのに。

石原氏と野田氏は、日本の実効支配を崩す機会を虎視眈々とうかがってきた中国に、行動を起こす絶好の口実を与えてしまいました。
残念ですが、ここに至ってしまった以上、もう腹をくくるしかありません。

国際法に照らせば、正義は日本にあります。
「人命に代えてでも我が領土を守らなければならない。国際法が力の行使に打ち勝たなければならないからだ。」　　　マーガレット・サッチャー

朝日新聞は、ナイーブな「共同～」案で国民をミスリードするのではなく、
こういった毅然とした対応を啓蒙してほしいものです。
無理な期待かもしれないけど…。







by 近江臣 (2012-10-28 20:49) 

いくら日本の領土だと主張しても、有効利用できなければ何の意味もありません。
共同管理など砂上の楼閣。瞬く間に人民解放（虐殺？）軍が上陸して、
要塞化してしまうでしょうね。

朝日による国民への洗脳が心配ですが、サッチャーさんが日本の首相なら？

by ＦＤ (2012-10-30 08:35)