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YAHOO 画像検索 [航空関係]

在宅週間(ステイホーム)が拡がる中、家から出るのは予約診療での病院通い、ゴミ出し、週に一度近所のコンビニへ行って週刊誌を購入するぐらいなのですが、意外と退屈していません。
若い頃は暇さえあればバイクで伊豆方面まで走りに出かけていたのですが、元々マッタリと過ごすのが好きだったのでしょう。
暇にまかせてYAHOOで画像検索をしていますと、面白いことに私が作成してブログに載せている画像の幾つかが掲載されていたのです。
人間が探し回るはずはないので、恐らく検索ロボットが巡回しているのでしょう。その中にちょっとばかり興味を引く画像が数点、Coffin Corner と称して下のような画像があったのですが、
5.gif
これらの画像、間違っていると言うか、簡略化された画像ですね。
Low Speed 側、High Speed 側共に直線ではないので、こんな三角錐のような形をしているのではなくて実際は下記のような複雑な曲線なのです。緑に着色した部分が飛行可能な速度域で、高度が上がるに連れ速度域が狭まって行くのが分かります。

coffincorner.gif
そして、この画像と同じものを PFD(Primary Flight Displays)の中の速度計でも確認できます。上のピンク色(Magenta)の速度が Target SPD
corner.gif
低高度では Maximum SPD と Minimum SPD を示す四角い ██ マークは大きく離れているのですが、高高度へと上昇するに連れ左の画像のように上下から ██ の間隔が狭まってきて、
速度域が狭くなって来ていることを実感できるのです。グラス・コックピットの PFD は素晴らしい。テープ式ですので、高速域でも速度の目盛り間隔が低速域と同じになりますし。
もっとも、従来のアナログ速度計でも、Barber Pole と称されるフラッグが速度計の中に表示されますので、高速側の限界は知ることが出来るのですが、速度域の狭さを実感することは出来ませんでした。

こんな面倒くさいことをするのは、子供の頃から絵を描いたり、自分で考えた飛行機や車の製図が好きだったこともあるのですが、何と言っても暇づぶしになるので、今は Photo Shop で遊んでます。
時間が経つのが速いこと!今日の午後はこの作業で終わりそうです。サッ晩酌の時間だ [わーい(嬉しい顔)]
暇つぶしにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

ところで横浜の八景島シーパラダイス。ただいま閉園中なのですが、ネット上でイルカなどの
ショーを見ることが出来ます。
そして、とっておきの大技が クロス・ロケットジャンプ イルカではなくてコビレゴンドウクジラとの事ですが、飼育員を鼻の先で持ち上げて豪快にクロス・ジャンプ。なかなか成功しないので実演では出来ないらしいのですが、何度も練習して・・・遂に大成功 [パンチ]
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欧米人はイルカのショーは動物虐待だと非難しますが、競馬も十分虐待だと思いますが。

武漢ウィルスの終焉が見えてきませんので、連休明けの緊急事態制限解除は無理のようですね。
ウィルスは紫外線や高温多湿に弱いそうなので、梅雨時になれば治まってくるとの期待があるとか。梅雨が待ち遠しなど初めてか?

PS:今日3日は憲法記念日。
あああ朝日新聞が世論調査を行って『国会での憲法改正の議論を急ぐ必要があるかを尋ねたとこ
あああろ、「急ぐ必要はない」72%が、「急ぐ必要がある」22%を上回った』と鬼の首でも
あああ取ったようにはしゃいでいたが、ウィルス騒ぎのこの時期、この結果は当然分かっていた
あああはず。全くの出来レースだったね。

憲法制定から70年以上。一度も改正されていない憲法を持つ国など世界中どこを探してもないだろうね。まさに世界遺産。
完全無欠?に出来ている日本国憲法ゆえに、野党の連中は改正反対を叫んでいるのであろうが、彼らにとって憲法の中身などどうでも良いのであって、改正しない、その一点だけが大事なのだろう。

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RNP AR アプローチ [航空関係]

羽田の新ルートを考える中で、画期的な進入方式(RNP AR)が各地の空港に導入されつつあることを知りました。
RNP AR とは Required Navigation Performance−Authorization Required の略で、
特別な認証を必要とする、航法精度が指定された RNAV 進入方式の一種です。
始めにお断りしておく必要があるのですが、私の現役時代には存在しなかった進入方式でしたので、一度も経験したことがないのです。
これまでの RNAV(GNSS) アプローチは航法精度が指定されない進入方式と位置付けられていたのですが、RNP AR では進入経路の95%以内において、± 0.3nm 以内の航法精度が要求されており、機上の性能監視機能と警報機能も備えておく必要があります。
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POS REF の CDU に RNP の値を入力しておきますと、ACTUAL の RNP が 0.3nm を超えますと警報装置が働いて “ UNABLE RNP ” のメッセージと警報音により知らせてくれるのです。
そして Authorization Required とは、機種ごとの性能承認と乗員の訓練が必要になる事を示しています。
現役時代、通常の RNAV を行う場合でも念のために RNP の値を入力してはいたのですが、
RNP AR が通常の RNAV と異なる最大の特徴は、何と言っても直線進入のみに限られる ILS や 通常の RNAV に対して、サークリングでの精密進入を行うことも可能になる点でしょう。

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そのため、地形の関係で ILS が設置できない方向においてもDA(決心高度)を適用しての精密進入が可能になるのですが、更に ILS のように設置費用を一切必要とせず、機上の装備さえあれば飛行機の方で勝手に進入してくれるのです。
今後は GBAS(Ground-Based Augmentation System:地上型衛星航法補強システム)を追加して、更なる精密誘導が実用化されると思われます。
GBAS とは、地上から GPS の精度や安全性を向上させる 補強信号 や航空機の進入降下経路情報を送信し、航空機を安全に滑走路へ誘導するためのシステムで、その精度は進入経路の
95%以内において 2m 以内の精度をもつと言われており、複雑な曲線進入・進入復行ル ートが 設定できるらしい。この辺りからは完全な浦島太郎状態になってますが。


宮崎空港の RNAV(RNP) Y RWY09
通常の Baro-RNAV と同様に最低気温の制限があって地上気温-5℃未満は禁止となっているのですが、RNP AR では上限もあって+45℃を超える場合も禁止されています。
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熊本空港に2種ある RNP AR の内の一つ、もっとも阿蘇山に近づく方式なので、さぞかし眺めが良かろうにと思ったのですが、残念ながら夜間のみに限定されていたのでした。
地上気温は2℃~38℃の間で進入可能。
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阿蘇の最高峰は高岳。チャートにあるように 5223ft(1592m)ですので、肥後の国と覚えることが出来ます。

あああああああNAV RADIO をセットする CDU に ILS-MLS とありますが、
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MLS とは Microwave Landing System の事でして、ILS に替わる次世代の進入方式として期待されていましたので、先を見越して CDU にも入力欄があるのです。
Microwave も RNP AR と同じく曲線での精密進入が可能なのですが、RNAV が進化すれば同等の進入が行える見込みが立った事で開発が終了してしまったのでした。 ILS を MLS に置き換えるとなると、多額の設備投資が必要になって来ますが、地上の設備を一切必要としない RNP AR は空港側としましても大歓迎だったでしょう。

5.gifRNP AR のチャートを見て、お気づきになったでしょうか?ウェイポイントの形には
2種類があって、RW09 と RW25 には◯が付いていますが、他には◯が付いていません。
◯付きを Flyover Waypoint / ◯なしを Flyby Waypoint と呼んでおります。
文章で書く場合には、

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羽田の NINOX 2 Dep を例に取りますと、Flyover Waypoint である TT501 にはアンダーラインが引いてあります。
7.gif
あああああああああああFlyoverあああああああFlyby

武漢コロナ・ウィルスの猛威が収まらず、政府は遂に 緊急事態宣言 を出すに至りましたが、近頃 WHO のテドロス事務局長の顔を見るとウィルスに見えてしまうのは私だけ?
スポーツ・クラブも自粛要請の対象として名指しされてしまいましたので、予想していたとは言え、私が通っているクラブも5月6日までの臨時休館となりました。
私はプールしか利用しませんので、安全だと判断してギリギリまで通っていたのです。
プールには塩素が入っていますので、塩素に弱いウィルスはイチコロ。泳ぎながら全身消毒しているのようなモノだと思っていたのですが、これからの1ヶ月どう過ごしましょうか?体がなまってしまいそう。
外出自粛要請で仕事に行けなかったり、客足が途絶えたりで困窮する人も出てくるであろうこんな非常時に、運動不足の不満など言っている場合ではないのは重々承知しているのですが。

日本の有事を想定していない法制度の不備。さいたまスーパーアリーナで埼玉県の中止要請を無視して開催されたK1のイベント、主催者は金欲しさに強行したのだろうが、6,500 人もの観客が押し寄せた事には呆れてしまった。
これでは、感染の危険があってもどんなイベントでも開催できることになってしまう。
このような事態を防止するためには憲法に「緊急事態条項」を設けておくことが必要なことは明らかであるにもかかわらず、野党や弁護士会が大反対。「深刻な人権侵害を伴い,ひとたび行使されれば立憲主義が損なわれ回復が困難となるおそれがある」との事だが毎度の主張、緊急事態が発生した時、人権と人命はどちらが重要だと考えているのか?
彼らにとっては人権も人命も二の次、本音は憲法改正反対。それが与党と一線を画す野党唯一の政策なのだから。

欧米の主要メディアが日本の緊急事態宣言の発令と外出自粛要請について「他国ほど厳格でない」、「宣言の発令が遅すぎる」、「日本では多くの政府要請に強制力がない」、「要請を無視したことへの罰則がない」などと一斉に非難し始めたようだが、日本の心配をする前に、自国の心配をしろ [パンチ] と言いたいね。

1.gif日本人の殆どは罰則などがなくても要請に従うんだよ!お前らみたいな自分勝手な国とは違うんだ。
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羽田空港 新着陸ルートの考察 [航空関係]

考察などと偉そうですが、これまでに分かった範囲のことを航空評論家を気取って解説したいと思います。
まず、Rwy16/LR への RNAV 進入の降下角が 3.45度と通常の 3度よりも急角度となっているため「羽田は世界一危険な空港となるであろう」との指摘。本当にそれほど危険なのか?
例として、B777-200/300 クラスの飛行機が着陸する場合を考えてみます。
国際線の飛行機でも到着時には多量の燃料を消費しており、着陸時の機体重量は国内線とそれほど変わりはあません。
仮に Vref 145kt+5kt 、150kt で進入するとしますと、降下角 3度では 796ft/min、
3.45度では 915ft/min の降下率になります。無風や背風で 16/LR に着陸することはないでしょうから実際の進入速度(GS)はもっと低速となりますので降下率も低減することになります。
航空会社の規程では、対地 1,000ft 以下での最大降下率を 1,000ft/min 以内としていますので、規程内にも収まり、それ程の危険があるとは考えられません。
米国サンディエゴのリンドバーグ国際空港の Rwy27 の降下角は 3.55度でして、羽田での検証フライトを拒否したデルタ航空も A320 ですが就航しています。

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しかも、Baro-VNAV ではなくて、降下率の制御が難しいローカライザー・アプローチなのです。そして、世界で10番目に危険な空港だそうなので、羽田は残念ながらトップ10入りすることは叶いませんでした。
一部の評論家先生方が危険だと盛んに指摘されていますが、何も羽田が最初だった訳ではありません。函館の VOR アプローチは、CDFA(Continuous Descent Final Approach)方式で進入しますと、その角度は 3.5度と、僅かではありますが羽田よりも角度が深かったのです。

1.gifなぜ今までその危険性を指摘されて来なかったのでしょう?ローカル空港で便数も少ないので問題ないと考えられた。それとも私と同様に知らなかった?

RNAV の降下角度を深くした事による騒音低減効果は、通過高度が高くなることよりも、降下角が深くなったことにより、同じ速度(150kt)を保つために必要なエンジン・パワーも少なくて済みますので、騒音が低減する事です。通過高度は滑走路に近づくにつれ降下角による高度差がなくなっていきますが、エンジン・パワーは最後まで少ないままです。

これを書いておきませんと片手落ちになってしまいますので追記しますと、RNAV と VNAV を組み合わせた Baro-VNAV アプローチはこれからの非精密進入の主流になると考えるのですが、気温による制限を受けてしまうのです。
RNAV 16/LR では気温が-10 ℃未満では行うことが出来ません。理由は気温が低い場合は高度計に表示される高度よりも実際の高度が低くなってしまい、地上との間隔が減少してしまうからなのです。
と言うことは、逆に気温が高い場合は、16L を例に取りますと、進入開始高度 3,400ft が実際は高度計に表示される高度よりも高くなってしまい、進入角度がより深くなってしまうのです。この辺りは検討課題かも、高温の場合は ILS に切り変えるとか。

2.gifRNAV の場合、降下開始点である LAUDA ポイントの位置は固定されていますので高温では降下角が深くなり、低温では浅くなって障害物との間隔が狭まってしまいます。
一方の ILS では 3度の GP降下角は変化しませんので、降下開始点(GPとの会合点)が高温時は滑走路から遠くなり、低温時には近くなるだけです。
また付け加えますと、ILS ではマニュアルでの進入も可能ですが、Baro-VNAV では禁止されており、オート・パイロットを使って進入する必要があります。
ただし、ILS とは違ってオート・ランドを行うことは出来ませんので、最後はマニュアルで着陸する事になります。

そして私が降下角よりも問題だと考えるのは 16/LR の滑走路末端が滑走路内側に移設されて短縮運用されることなのです。特に 16R は480m 移設され、元々 3,000m だった滑走路が 2,520m に短縮されているのです。16L は 390m 移設されて 3,360m から 2,970m に。
それに伴って、ILS GP アンテナと PAPI も移設されています。
移設されたのは都心上空での通過高度を少しでも高くするためでしょうが、480m の移設では ILS の場合、降下中の高度が 25m 高くなるだけで、それ程の騒音低減効果があるとは思えません。それでもあえて行ったのは、色々と批判がある中、可能な対策をしているとの姿勢を見せたかったのでしょう。
いつも最後はパイロットに負担を押し付けて一件落着させるのです。


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降下角が 3.45度になった事による着陸の難易度ですが、引き起こし操作のタイミングが少し難しくなるでしょう。誰でもハード・ランディングはしたくないと考えますので、逆にフローティングしないように気を付けないと。「ほらっ、やっぱり危険じゃないか!」と仰いますか?
確かに少し難しくはなりますが、口角泡飛ばして危険と騒ぐほどのことはないかと。
航空評論家は報道機関からコメントを求められた時「全く問題ありません」と答えてしまったなら、お呼びが掛からないでしょうし「大いに問題あり」と答えれば「ぜひ番組に出て頂いて、問題点を指摘して下さい」となります。


新型コロナ・ウィルスの感染拡大が収まりませんが、まず気を付けるべきは自身が感染して他人に拡げないことでしょうか。
そして驚いたことは、医薬品の研究・開発分野で独走しているのは米国ではあるものの、医薬品製造業の殆どを担っているのは中国だという事実なのです。中国の医薬品市場は間もなく年間
20兆円に達するとも言う。
その自信からか「中国は医薬品の輸出規制をすることも可能だ。その場合、米国はコロナ・ウィルスの大海に沈むであろう」と恫喝する有り様。ウィルス騒ぎが収まったあかつきには、中国は世界の嫌われ者になることを覚悟しておくことだな。
中国のねつ造・隠蔽体質が明らかになった今。南京事件の死者は針小棒大。武漢ウィルスの死者は棒大針少(大高未貴 女史)を世界に発信して、南京事件の汚名を晴らすチャンスですよ [パンチ]
安倍首相、こんな時、あんまり中国に寄っ掛からないで下さいな。

東京オリンピックの開催が1年延期となりましたが、米国の新聞 USA TODAY (米国では珍しい全国紙)が「この時期に開催日程を決めるのは非常識」などとイチャモンを付けていましたが、ウィルスが米国に飛び火してお尻に火が付いた為の八つ当たりか?アホな米国のマス・メディア、言わしておけ。
そこで登場してくるのが、おなじみ浅卑新聞。遂に脳死状態に陥ったらしく IOC が「4週間以内に結論を出す」と表明した時には社説で「宙ぶらりんの状態は短くしなければならない」と注文を付けておきながら、2日後に一年延期の結論が出ると、今度は「詳しい説明がないままの延期表明となった」と拙速を厳しく批判していた。
更に、編集委員(女性)ともあろう者が、新型コロナ・ウィルスについて Twitter で「あっという間に世界中を席巻し、戦争でもないのに超大国の大統領が恐れおののく。ある意味で痛快な存在かもしれない」と書き込み、批判を浴びると謝罪どころか Twitter をアカウントごと削除して伏魔殿の中へと逃げ込んでしまった。朝日も終わったな。
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