競馬が熱い！

特に競馬ファンという訳ではないのですが、２９日の JAPAN CUP は見逃せませんでした。
無敗の三冠馬２頭と迎え撃つのはG1８勝のお姉様牝馬。
三冠の意味がよく分かりませんでしたので調べてみたところ、

三冠牡馬：３歳牡馬限定競走である皐月賞、日本ダービー、菊花賞。
三冠牝馬：３歳牝馬限定競走である桜花賞、オークス、秋華賞。

との事らしい。普段であれば１０万人以上のファンが押しかけたろうに、このご時節、抽選で選ばれた四千五百人のみが見つめる中レースはスタート。「４キセキ」が大逃げを打って４コーナーまでに２０馬身近くのリード。このまま番狂わせの奇蹟が起きるのかと思ったのも束の間、
満を持していた差し馬達が４コーナーを回ってギア・アップ、ゴール 150ｍ 手前で一番人気の「アーモンドアイ」がキセキをかわしてトップに躍り出たのでした。無敗の三冠馬２頭も続きます。
キセキと差し馬の脚の運びは素人が見ても明らかに違っていました。


一着「２アーモンドアイ」二着「６コントレイル」三着「５デアリングタクト：手前から４頭目、赤い帽子」この時点では「１カレンブーケドール」に鼻の差で負けているように見えますが、
ゴールでは鼻毛の差？で三着に滑り込みました。
馬の頭の上げ下げで勝負が決まる時もあるようですね。
１～３番人気の三頭が一着～三着を占めるという出来すぎた小説のような結末。
海外メディアも「おとぎ話のよう」と称賛しているとか。
このレースを最後に引退するアーモンドアイが有終の美を飾れて、
文句の付け所がない結果となりました。
海外からの挑戦を受けて開催されることとなった JAPAN CUP では
海外馬に負け続けていた国産馬でしたが、厩舎関係者の努力により
世界と脚を並べるところまで来ているらしい。
競馬はタイムを競うものではないのだが、アーモンドアイが 2018年に記録した「2分20秒6」のJRAレコードは世界記録でもあると言う。

無敗の三冠馬二頭は JAPAN CUP を回避して有馬記念へ行く選択肢もあったようですが、あえて三強激突のドリーム・レースをお膳立てしてくれたことに感謝します。

以上感動して涙が止まらないにわか競馬ファンの
戯言としてお許しください。




ところで若い頃、忘れることができない競馬のレースがありました。1978年の天皇賞（秋）
出走していた「１２テンメイ」と言う馬に何となく閃くものがあって、ギャンブル好き競馬好きの知り合いに「テンメイの単勝を１万円買っといて」と頼んだところ、何と！ゴール前で逃げ馬を指し切って一着となったのでした
ネットで探したら、ちゃんと記録が残っていて、記憶にはなかったのですが、途中でスタートやり直しとなったようでした。


配当が確か６倍程度でしたので、ルンルン気分で居たところ、知り合いが「テンメイの馬券買ってなかった」と言うではありませんか。
さすがはギャンブラー、そう言うことかと思いましたね。多分馬券が外れたとしても「買ってなかったから１万円返す」とは言わなかったでしょう。馬券を買っていようが買っていまいが私には関係ない、それが彼のギャンブルだったのでしょうから。
彼が普通の素人だったなら、１万円返してもらって諦めたと思うのですが、彼は根っからのギャンブラー、しっかりと配当金を頂くことにしたのでした。
馬券をちゃんと買ってくれていたなら１万円ぐらいのお礼はしたものを。